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年子育児×オンライン日本語教師の1年は、ブラック企業だった。

2021年の6月、italkiに登録してから1年が経とうとしています。

この1年はタイトル通り「ブラック企業」に勤めているような感覚になっていました。危うく病みそうになってしまうのではと不安になったくらいで。

この記事では、主に3つのトピックで話していきます。

①年子育児しながらの年収
②赤ちゃんを見ながら仕事できる時期
③キャリアを諦めないためにできること

最初に、はじめましての方のためにも、最初に私の状況をお伝えします。

・日本語教師5年目
(日本語学校3年弱、オンライン教師2年目)
・2歳9か月息子と1歳2か月の娘がいる

年子育児×オンライン日本語教師の収入推移

この表はプラットフォーム「italki」の収入です。

合計は「$441.8=57,320円」。各月の内訳は以下の通り。

これに加えて、直契約をしている生徒さん1人の固定給が毎月あります。

その生徒さんは毎月5,000円なので
(カフェトーク時代からの継続だから安い…)
5,000×12=60,000円。
これに※手数料が245円で57,060円

※ペイパルを利用した手数料。
海外送金の受け取りには、受取額の4.1%+40がかかる。
(5,000円×0.041+40=245円)

ということで2つの収入を合わせて
57,320+57,060=114,380円

これが年収です。
月収!と言いたいところですがなかなかシビアな数字ですね。

稼働時間と育児について

ここでは、

①この1年の稼働時間は?(レッスン時間と準備時間)
②いつだったらレッスンできるのか

この2つを話していきます。

まず、大問題として2人目が生まれてからはとにかく時間がありません。空いている時間にレッスンのことを考えていたら、家事での失敗が増え、息子に大泣きされ、白髪が爆増したことを、ここにご報告します。

①この1年の稼働時間は?(レッスン時間と準備時間)

レッスン時間は毎日2時間。
10:00~11:00 22:00~23:00

準備は
・レッスンがない時
・子どもたちが昼寝をした時

にしていたので、大体1時間くらい。

ざっくり考えると、1日3時間くらい日本語レッスンや準備、教材研究などに使っていました。土日は休みです。

つまり
22×3×12=792時間で年収が…と計算したらあまりに切なくなってきたので、ここでは割愛しますね…

②いつだったらレッスンできるのか

上の画像の黄色の部分を見てもらうとわかるように、比較的余裕があった月は、収入があります。

「余裕があった」とは具体的には

①娘が生まれてよく寝てくれていた。息子も娘に興味深々というだけで大人しかった。

②寝かしつけさえしてしまえば、息子も娘も夜泣きがほぼゼロになった。

逆に①と②の間の時期は、息子が

・イヤイヤ期(食べない、着替えない、お風呂入らない…)
・妹が敵になった(叩く、倒す、おもちゃ取り上げる)

というハイパー大変なシーズンだったので、レッスンどころではなかったですね。自分の体力もメンタルも保てなくて、子どもや夫に当たってしまい、自己嫌悪して落ち込む…そんな負のループだっでした。

いつだったらレッスンできるのか、と一言で言うのは難しいですが

0~1歳 寝返り前の赤ちゃん、寝返り後は昼寝時間
1~2歳 立ち始めたらしんどい。1人だったら昼寝している時間に。
2~3歳 イヤイヤ期はダメゼッタイ。レッスン中に泣かれる覚悟。
3歳~  話せるようになってきたら「仕事するね」で必ず時間決めてDVDやアマプラなど。

こんな感じでしょうか。もちろん、子どもの個人差もありなかなかうまくいかないことも多いと思うので、参考程度にしてもらえるとうれしいです。

日本語教師のキャリアを諦めないためにできること

ここまで、読んでくださってありがとうございます。

どうですか。やっぱり

日本語教師って稼げないな
育児と両立なんてしんどすぎるわ

と絶望的に感じさせてしまったかもしれません。ごめんなさい。

でも、こうやって試行錯誤してきた1年で感じた思い・決意はたくさんあります。

・もっと自分の実力をあげたい
・自分の得意分野をもっと伸ばしてレッスンに活かしたい
・在宅で自分で稼ぐ力をつけていきたい

そのためにできることは

①自分の市場価値を高める
②スキルアップ
③安売りせず仕事を選ぶ 
④語学力の強化 

だと思うんです。

4つのできることは長くなるので、また別の記事で詳しく書こうと思います。

「日本語教師の資格化について」はしばらく前から話題に上がったり、消えたりしているけど、個人的に国や自治体に対して、取り組んでいる様々なことにありがたい気持ちはあるものの、特に期待はしていません。

待遇は改善を待つものではなく、自分で変えていくものだと思っています。

おわりに

私はずっと、お金とは「汗水垂らして、得るもの。家族との時間も自分の休息の時間をも削ってしまうのはある程度仕方ない」と思っていました。

でも今まで色々な本を読み、共感する人のブログやYouTubeを見て、セミナーを受ける中で少しずつ価値観が変わっていきました。

払ってくれる相手が「これは価値あるものだ」と思うことで得られるもの。何かを犠牲にする必要はないってこと。

自分の時間も家族との時間も大切に生きるために、次の1年も学び続けたいと思います。




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