ステレオタイプというものはパロディにとっては欠かせない。
パロディで起こる笑いや、ベタな笑いが成立する為には「多くの人がそう思っているだろう典型的なイメージ」が人々に共有されていることが前提となる。ステレオタイプは時に差別や無理解の原因にもなるけれども、笑いとユーモアの源泉にもなりうる。
イギリスの老舗出版社であるLadybirdからの出ている大人向けのイラスト本『The Husband』は子供向けの教育絵本の体裁(パロディ)で、「夫」というものはどういったものかを、あたかも動物の生態でも説明するかのごとく平易な英語で説明してくる。
例えば、こんな風に
散々な言われようだけれども、あながち否定も出来ない。。。。
またまた日本の例もあって、
この小さな馬鹿げた本「The Husband」のベタなネタで、少しふふふ、と楽しい気持ちになっているところに奥様が本を覗き込む。
「何を読んでるの?」
僕はページを見せる。
奥様は不適な笑いを浮かべて吐き捨てるように僕に告げる。
「30%もあれば良い方だわ」