我思ふ Pt.76
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今日も暑くなるんだって?
母なる地球よ。
人間を低温調理しても美味くねぇぞ?
止めとけ止めとけ(笑)
さて、今日のお話です。
ここ最近影を潜めていたのですが、またにわかに声を上げる方が多くなってきたので少しその話題。
四月に入社して四月一杯導入研修を行ない五月か六月に配属ってのが一般的なのかしらね?
そろそろこんな声が聞こえてくるんじゃなかろうか。
「使えねぇなあいつ」
「いい学校出てんのになんなのあいつ」
「今どきのガキだな」
などなどそんな声に包まれ始めてんじゃないかな。
あたすはそんな声に包まれる度に思うんですね。
早いよ(笑)
早すぎる(笑)
お前はそんな早く使える人間だったの?
自分の都合が悪い事は記憶の彼方にほっぽり投げやがってよ。
短期間で今を否定し、今の人間を使えないと判断できるほどの逸材なのかい?
と思うわけですよ。
みなさん社会人となって間もない上に、あたす達が新社会人となった時代背景と現代じゃまるで世界が違うんですわ。
育ってきた時代背景も、文化も、経済状況もまるで違う。
そんな人間とコミュニケーションを取りながら仕事を教えて育てるというのは異文化コミュニケーションと言っても差し支えないんじゃないでしょうかね。
お前らは日本に来たばかりの外国人に
「日本語が喋れないなんて馬鹿じゃねぇの?」
「日本文化を全然わかってねぇ」
「何、お前いい大学出てんのに日本地理も知らないの?」
とか言っちゃうわけ?
まだ新社会人は育っている途中だ。
判断するには早すぎるだろ。
それぞれ個体差がある会社という集団で築き上げられた文化などわからないのは当然の事であり、ましてその中での仕事がわからないのは当たり前の事である。
お前らは初めて行った外国滞在三ヶ月程度でその国の言葉を滞りなく話せるようになるのかい?
その国の文化を知り尽くし、その国の人々と対等に議論できるのかい?
その国の親切な人々に触れながら、教わりながら徐々に自分をその国に溶け込ませていくんじゃないのかい?
「その国の親切な人」に我々年長者はならなきゃいけないんじゃないのかい?
悩める新社会人達へ我思ふ。
あなた方新社会人をボロクソに揶揄する人に限って甘えに甘えてそのくせ自分一人で育ったと勘違いしてるんです。
自分が一番大変な時代を生き抜き、育ち、厳しく育てられたと勘違いしている。
そんなもん誰しも思ってる事だし、改めてドヤ顔で言わないし、言えないよ、恥ずかしくて(笑)
時代時代の苦しみがあり、その時その時の大変さがある。
若者よ、恥ずべき事ではない。
恥ずべきは若者に歩み寄る事ができず、育てる事ができずに、揶揄する事しか脳の無い連中だよ。
ただ利益を追求しなきゃならないのが会社だと思うんでね。
独り立ちして、向き不向きを会社から判断されたのならそれを受け入れるべきだとは思いますよ?
え?あたす?
あたすは精神を病み、脱落して、不向きだと烙印を押されましたけど何か?(笑)
幸運にも拾ってくれた部門があったからね。
家庭崩壊とならずに済んだのは本当に幸運だったと思うよ。
その恩返しって訳じゃないんだけど、今一応頑張ってます。
捨てる神あれば拾う神ありですよ。
この日本にゃ八百万の神々がいらっしゃるんだ。
8000000の神々の誰かは拾ってくれんだろ(笑)
頑張る時は頑張って、抜く時は、抜かなきゃよ。
さてとあたすも仕事開始だ。
お互い頑張ろうぜ。
2022年6月29日
我思ふ
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