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我思ふ Pt.99

くだらない本音を言い過ぎた人間の末路

本音の対話、本音の意見交換など、本音というものが重要であるという話はよく聞く話だ。
自身が思っている事をしっかり伝えるというのはビジネスの場においても重要な事なのだろう。

知らんけどね。
私はそんな高貴な仕事をしているわけではないので。
私はそう思っただけという薄っぺらい考えだ。

ビジネスの場といっても色々なシチュエーションがある。
何かを開発する時や新設備の導入時などはかなり重要だ。

だが、しかしだ。
何の変哲もないコミュニケーションの場において本音をグダグダと言葉を選ばずに吐き出すモノが果たして重要なのだろうか?

言葉が汚くなってしまうが、ご了承いただきたい。

恋人同士になるわけでもねぇし、結婚するわけでもねぇし、家族になるわけでもねぇヤツの気分が悪くなるような本音を聞かされる身にもなれってんだよ。

「あいつは楽なポジションにしか回らない」

「あいつは逃げる奴だ」

「あいつは使えねぇ」

「あいつはこういう奴だ」

しかもこういう奴の吐き出すものは基本的に自分の主観のみと、噂ベースでしか判断されていないようなゴミ理論ばかりだ。
自分の主観は仕方がないとしても噂ベースの事を信じ込み、悪い方向へ考えてそれを本音だと言わんばかりに吐き出していく輩には本当に怒りを通り越して呆れてしまう。

さて、こういう奴は結果どうなるか。

誰も何も言わなくなる。

面倒くさいし、「こう言えばこいつはこう考えて悪い方向へ思われる」と思って誰も意見しなくなる。
結果、自称本音を語る人間が、本音を言ってもらえなくなる。
だが困った事にこういう奴らは実に前向きで、「俺は素晴らしい人間だし、俺の本音の意見は的を得ているから誰も意見できない」と勘違いして鼻を天高く伸ばしてしまい、プライドの塊となる。
もうこうなると「害」でしかない。
自分の独壇場だと勘違いして好き勝手始めてしまう。

グループワークにおいてこれほど付き合うのが面倒くさい奴はいない。
そしてこういう奴は人を選ぶ。

本音じゃあなんじゃとほざくくせに、人を選んでくだらない本音を言う。

私は以前、

そこら中で本音を吐き散らしていたらそこら中で殺し合いが始まっちまうよ

と述べた事があります。

本音を言うというのは意見交換の場で必要であり、「てめぇの憂さ晴らしの場じゃあねぇんだよ。」と私は言いたい。

意見と悪口、何かを前に進める為の本音対話と、誰かをコキ下ろす為の一方的な本音の区別も付かないヤツはグループを底の底まで引きずり下ろしてしまう。
最後はヒエラルキーの崩壊、指示命令系統の崩壊、統制不可となる。

「学級崩壊」と同じだ。

そんな奴らが集まる集団は誇り高きプロ集団ではなく、質の悪い学校と同じ。
でも彼らは言う。

「ここは学校じゃないし、上司は先生じゃない」

いやいや、特大の刃を備えたブーメランが脳天に刺さってますよ?

まぁ何が言いたかったかてーと、私がしっかりしなきゃいけなかったネって事ですよ。

学級崩壊を招いてしまったのは私と上役の責任であって生徒に罪は無いからね。
のぼせさせ、のさばらせてしまった私達の罪です。

学校ならば、担任ならそう頭を下げられるのだがね。

あー早く自由になりたい。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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