これってサブスク?分割払い? 似てて非なる双方の明確な違いとは。
昨今サブスクサービスが次々と誕生しておりますが、サブスクなのか分割払い(ローン)なのか混同するようなサービスもあります。
今回はその双方の性質の違いについて解説したいと思います。
≪前回はこちら≫
比較表
具体的には下記になります。
このように比較してみると毎月利用者が支払うこと以外はかなり性質が違います。
それでは一つ一つ解説しようと思います。
解説
【利子】
サブスク:定額制の契約ですので当然無利子です。
分割払い:ローンになりますので有利子の場合があります。
【契約期間】
サブスク:無期限のため提供側のサービス終了まで利用することができます。
分割払い:割賦終了という意味では有期限です。
【解約】
サブスク:可能です。最低利用期間を設定しているサービスはありますが、一般的に月単位で解約ができます。
分割払い:不可です。既に購入しているため途中解約は認められないのが一般的です。例外として返品対応を受け付けている場合はあります。
【所有権】
サブスク:提供者側に所有権があります。ユーザーはサービスの利用権を購入するという考え方です。
分割払い:ユーザー側に所有権があります。商品・サービスの所有権を購入して毎月支払うという考え方になります。
【追加機能】
サブスク:ユーザーの離脱を防ぐため、随時新機能やコンテンツが追加されます。
分割払い:購入したタイミングから新機能やコンテンツの追加は基本的にありません。
まとめ
ユーザー側にとってサブスクはいつでも解約できることがメリットです。
使いたいときに使いたい分だけというのは、ユーザーにとって契約ハードルが下がります。
逆にサブスク提供側にとってのメリットは無期限で契約を継続してもらえることです。ただし分割払いと違い、解約防止のために常に新たな価値を提供し続ける必要があります。
今回はサブスクと分割払いの違いを解説しました。
毎月支払いが発生するという点で、一見ユーザー側にとっては同じように見られがちですが、上記の通りサービスの性質が全く異なります。
サブスクと分割払いのメリット・デメリットを理解にして、自身の目的にあった契約を選ばれるのが良いと思います。
次回は「サブスク生活の時代がすぐそこに」について解説したいと思います。
≪次の記事≫
今後もサブスクビジネスに関連する内容を解説していきますので宜しくお願いします。