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【無意識のすごい見える化】 言葉使いから行動パターンは大きく変わる 


梯谷幸司氏の「無意識のすごい見える化」の1章部分を解説要約していきます。

この本を端的に要約すると、

顕在意識の下の潜在意識、のさらに下にある「メタ無意識」によって私たちの考え、行動や結果が操られている。

それに大きな影響を与えるのが、両親の存在である。

・脳内の親への思い込みを書き換えることで、望みが叶いやすくなる。

という具合になります。

今回は、メタ無意識の12の行動パターンの中で1つ私がハッとさせられたものを紹介します。


【パターン6】 結果と過程の比重 「人間重視型」と「物質タスク重視型」


人間重視型は、何かやるときに楽しさなどの感情や恐怖を避けるなど、体験の途中に焦点が当たり、人間的な感覚を重視することです。


一方、達成された後に何がもたらされるのか、達成された後に焦点が当たり、物質的・タスク的なことを重視するタイプが物質タスク重視型です。

人間重視型で結果が出なかったアスリート事例 


フィギュアスケートの浅田真央選手が2014年のソチオリンピックで、どうしたいですか?とインタビューされた時に、

「自分の演技がしたいです」

と答えていました。これを聞いて、はしがい氏は結果を危惧したそうです。なぜならメダル獲得というゴールではなく、試合最中のプロセスに向いています。結果は金メダル有力候補でしたが、総合6位の結果でした。


次の大会では、

「やりきったと言えるように終わりたいです」

と答え、見事優勝しました。これは試合の後に焦点が向いています。


この一言の返答を比べるだけでも、自分らしくいる、と、自分の力を全てを出し切ると大きなマインド・スタンスの違いがあるとわかりますよね。

※もちろん一流のストリートですから、最善のメンタルトレーニングもし、かつ外的要因もあるので一概には言えませんが。


人間重視型で気をつけたい点


人間重視型すぎると、1.体験途中を続けてしまう、2. ゴールが曖昧 というデメリットがあるかと考えます。

日本人がよく言う「頑張ります」「努力します」も、人間重視型に近いですよね。 体験の途中に焦点が当たってしまうのです。

目標が達成された後の理想的な結果に焦点が入っていれば、努力したり頑張るという言葉は自然と遠のいていくはずです。

仕事において、「やりがい」「充実感」という言葉も人間重視型で、結果を出すことにおいては注意が必要です。

ダイエットを例にすると

下の2つの言い方を比較すると、よりわかりやすいかもしれません。

人間重視型:「ダイエットを頑張って、理想の体型を手にいれる」

物質タスク型 「ウエスト80cmを切って、着たかった服を着れる」

「ダイエットを頑張る」という体験の途中にフォーカスしていると、いつまでもダイエットを頑張るままで、痩せた状況とは異なります。
また、「理想の体型」ですと、脳がどのようにその現実を創っていけばいいか動かし方がわからないような感覚です。


一方で、目的を「洋服を着る」という物質に置いて、かつ達成された後にフォーカスした「ウエスト80cmを切る」と掲げて言うと、

脳が「じゃあウエスト80cmを切るのはどうすればいいんだろう」と、自動でやり方を探してくれるようになります。


人間重視型から、物質タスク型へ変えるには


気づいていないうちに、人間重視型で頑張っていませんでしたか? 私は思い当たるところがあったのでハッとしました。

人間重視型から物質タスク的な思考パターン・口癖に変えるにはどうすればいいのでしょうか。

できることの一つとして、ダイエットの例のように、目標が達成しているのか・していないのかわかりやすく測れるものにした方が良いということです。

そして、それを実現する方法や情報を脳が集めやすく動きやすいか、という体感的にしっくりくるかどうかではないでしょうか。


もっと知るには


このように、言語テクニック、脳科学、心理学を組み合わせた様々な手法が紹介されています。ワークショップもあり実践的で充実しています。

また、著者の梯谷氏はトランスフォームマネジメントとという会社を経営し、無料ウェブセミナーなども開催されています。 

読んでいただき、ありがとうございました。ではまた🖐️

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