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自分の傷にビビる

入院中の出来事で思い出したことを
かきとめます。


重要なことではありません。


そんなこともあったな、なこと。


術後数時間。
頭を動かせるくらいに意識がハッキリし始めたころ。


病状によって切る長さが違うことから、どこまで傷があるのか気になり
お腹に目をやった。


傷口は当然、ガーゼとか何か見えないもので覆われているものとばかりに思っていたので


透明なテープしか貼られていない
グロテスクな状態に衝撃を受けました。


「なんじゃこりゃあああ!」
と松田優作がよぎりつつ


傷口はヘソを避けてヘソの上まで。


テープはヘソを覆っているけど
ヘソのくぼみに血が溜まって…
テープから漏れている。


他にも糸がある部分は血にお覆われ
グロテスク過ぎて本当に…。


お腹切るってこういうことか、と。


ヘソに溜まった血が漏れて術衣は血に染まっている。


完全に刺された人の姿。


この血に染まった術衣を
お風呂に入れない間の3日間
着続けていたんです。


余計に臭いような気がする。


グロテスクな傷口は記念に毎日撮影しておりました。


日に日にマシになっていくもので
赤赤としていた血が酸化して黒くなってくるしね。


いつか誰かに見せるわ


ここで公表できたものではないのが残念ですが。


透明なテープって誰か言っといてよー
心の準備がさー。




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