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ウィーン放送交響楽団、存続への署名について

(20230324追記:署名サイトからのメールで「連邦政府はオーケストラの存続を約束しました」という内容の報告が届きました。まだ法的に決定したものではないという注釈つきでしたが、喜ばしいことです。進捗ありましたらまた追記します。メールに添付された出典:連邦政府芸術文化省のプレスリリース

昨日深夜、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールや、角野隼斗とのツアー共演を通じて私にとって特別な存在となった指揮者、マリン・オルソップからこんな発信がありました。

現在オルソップが首席指揮者を務めているウィーン放送交響楽団(RSO)が、オーストリア国営放送局の経費削減により存続の危機にあり、存続への署名を求めているというものです。(RSOについてはこちらが手っ取り早くわかるかと(ウィキペディア))

既に情報は出回っていますが、朝9時の時点で集まった署名は75000人の目標に対し約63500人。(20230301追記:深夜に75000人の目標に到達し、現在は10万人を目指して続行中)

実は署名活動には積極的ではないほうなのですが、今回のは国営放送局側も「うちじゃどうにもならないから他の方法を探さないといけない」みたいなニュアンスの記事とかを目にしたので、ネガティブな批判の意味ではなく、存続について良いアイデアが見つかるための動きと考えてアクションしました。

微力ながら日本からの署名が少しでも多くなるようにと、noteに署名方法を記載します。

署名先はオルソップのツイートにもリンクのあるこちら。

宛先: アンドレア・メイヤー国務長官
SOS RSO - ウィーン放送交響楽団を救え!

タイトル日本語訳(Google翻訳)

署名方法はこちらのツイートを参考にするとわかりやすいと思います。
※メールにリアクションして署名完了なのでツイートのリプ欄も必ずご覧ください。

上記ツイートの方法に従って入力が成功すると、登録したメールアドレスに下記のメールが届きます。
もしかしたら迷惑メールやプロモーションフォルダなど、意図しない振り分けをされる可能性もあるので、届かないな?と思ったら探してみてください。

メールでの認証が済むと、サイトの表示も変わります。(署名した名前が出ているので水色ペンで隠しています)

分かりやすいように翻訳後の表示を載せています。



最近、オーケストラに興味を持ち、数十年単位で続く経営悪化と、特にコ口ナ禍で大きな赤字を出した団体の数字に大変な危機感をおぼえているところに、この報せ……。日本だけの問題ではないのだなと感じるとともに、いまだに終わりの見えない隣国の戦争も、無関係ではないのだろうと胸が痛みます。


去年、日本版のアンバサダーを角野隼斗が務めたことでも知られるBBC Proms。同年の本国版にRSOとオルソップも加わっていました。
こちらはオーストリアの公共放送局(ABC)のものです(音声のみ)。

Program
Béla Bartók: Suite from The Miraculous Mandarin
Serge Prokofiev: Piano Concerto No. 3 in C
Hannah Eisendle: Heliosis
Antonín Dvořák: Symphony No. 7 in D minor, op. 70
Gerhard Winkler: Pussy-(r)-Polka
Johann Strauss (II): Unter Donner und Blitz, polka schnell
Artists
Benjamin Grosvenor (piano)
ORF Radio Symphony Orchestra, Vienna
Marin Alsop (conductor)

プログラム引用

どうか、このアクションが実を結び、素晴らしい音楽が続きますようにと、祈るばかりです。


(以下、参考記事の一部をリンクしますが、語学堪能ではないため参考程度にだけ読んでいるものです)


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