Nun Massacre【ゲームレビュー】

2023年5月14日 15:51

★★★☆☆

奇妙な状況で主人公である母親のもとに手紙が届いた。
そこには、娘が寄宿学校で病気になったと書かれていた。
彼女は娘を迎えに行くが、嵐で道路は封鎖されてしまっていた。
仕方なく森の中を歩いて寄宿学校へ向かうことにするが、それは地獄の始まりだった。

多くのB級ホラーゲームを生み出しているインディーゲーム会社"Puppet Combo"から2018年にリリースされたホラーゲームです。
病気の娘を迎えに行った寄宿学校で、殺人修道女から逃げつつ娘を探すことを目的とします。

自分はPSでプレイしたのですが、PSでプレイ可能な後年の同社のゲームと比較するとかなり粗削りな印象を受けました。
まず、グラフィックのフィルターに「なし」が存在せず、ジャギーの激しい画面を強いられるため視認性が悪いです。
特に収集要素でもある文書、もう読ませる気がない。
（言語は選択可能です）

探索ではフィールド上のオブジェクトの判定が厳しくて、精密に照準を合わせないと反応してくれません。
画面フィルターのせいで画質が荒いうえにアイコンも見にくいのでかなりしんどいです。
そもそもインタラクト可能なものに気づけないことも多々ありました。

殺人シスターがうろつく寄宿学校で、脱出するために探索するというシンプルな内容ではあるけど、導線の弱さと視認性が相まって難易度は高めな印象でした。

あとはシスターの声が馬鹿デカく、いきなり飛び出してくる場面も多々あるので（ビックリ）ホラー的側面はしっかり持っています。
正直初見プレイ時は結構怖かったです。

難ありですが、やはりB級ホラーが好きな人にはオススメです。
値段も安いのでお試しにプレイしてみるのもいいかも。

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