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無気力に一生懸命に

たまに、突然なにもしたくなくなって涙が出ることがある。

元々アクティブすぎるのは苦手な性分で、何もすることがない時間がないといけないタイプ。最近まで自分は予定を詰めておきたいタイプだと思っていたけど、就活を経て意識しなくても暇な時間を作れていたからそう思っていただけなのだと気がついた。本当に予定が埋まってしまうと息苦しくなるし誰とも話さない時間が欲しくなる。

でも最近は恋人ができたことやバイトを掛け持ちし始めたことで簡単に予定の隙間がなくなってしまう。悪いことではないので体が無理って言うまで自分が無理をしていることに気がつけない。

気付けるくらい疲れ切った時にはもう自分で何かを制御できる状態ではなくて、涙が出て熱っぽいのに36.5と表示される体温計を見てメイクするしかなくなっている。

この前無気力になった時はバイトに向かう電車の中で恋人にラインをしながら泣いた。人に心配かけることが苦手だからラインする瞬間は辛かったけれど自分のことを心配して頑張れと言わないでいてくれる恋人の優しさに救われた。

バイト中は忙しくて辛くなかったけどバイトの帰り道でもう1回泣いた。駅から家は自転車で10分弱の距離なのにあちこち走って30分近く自転車に乗ってた。おかげで家に着いた時にはだいぶスッキリしていた。

何もする気は起きないくせに泣くために自転車を漕いで地元を走り回っている時点でしっかり行動している自分を思い出すと面白くなった。

泣くために時間を使えているだけまだ余裕があるのかな、と思ったけど自分が辛いと思ったらそこがリミットなのでもう少しゆとりを持った生活ができるようにする。

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