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【懐かしき旅の記録】道東・網走③
少し時間が空きましたが網走旅行、最終章です。
文化と歴史と
この日まず初めに行ったのは北方民族博物館です。
アイヌに限らず他大陸を含めた北方民族の暮らしや文化を紹介する博物館となっています。
極寒の地域で生活するための衣類や食糧事情、楽器など様々な所蔵品が展示されています。
狩猟で生活をしていたためか特有の儀礼などもあり、独自の文化が形成されていたことが印象的でした。
日本の神道も他国からすれば特有のものなのかもしれませんが。。
展示品も多く楽しめました。
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電車で移動してみた
時間に余裕があったので網走から少し離れてみました。
網走駅から釧路本線に乗って北浜駅へ。
ラムサール条約に登録されている濤沸湖(とうふつこ)に行きました。
近くに濤沸湖水鳥・湿地センターという施設があり、運が良いと屋内から野鳥を観察することができます。
北浜駅から濤沸湖まで徒歩10分ほどでしたが、途中雪が少し降り大変な寒さでした。
ホッカイロさえ冷やす風の冷たさ、侮れません。。
余談ですが見出しの写真は北浜駅の展望台から撮った写真です。
日本で1番オホーツク海に近い駅だそう。
帰路の異変
行きと同様、帰りも直通バスで網走駅から女満別空港へ。
夜の便だったので空港で晩ご飯を食べていたのですが、、あれれ、喉が痛い。
飛行機に乗ってからは身体が火照っているような。
増していくしんどさに耐えながら何とか帰宅しました。
翌日熱を測ると38度に。寒さと乾燥で限界を迎えていたようです。。
病院に行って流行り病の検査をして、風邪であることが分りました。
その後3日間ほど38度台の熱が出続けました。
日本国内でも雪の降る地域で育ったので、寒さへの耐性はあるほうだと
思っていたのですが。。
比べ物にならない寒さだったのだなと身をもって知りました。
素晴らしい旅だったのですが何とも後味わるく、今でもよく覚えています。
良い意味で忘れられなかったこと
初めての「聖地巡り」となった
流氷と大自然に感動した
特有の文化に触れることができた
悪い意味で忘れられなかったこと
人生で体験したことのない寒さ
純粋な「寒さ」で風邪を引いたこと
反省、そして雪国に旅行をする方へ
防寒対策はかなり念入りに行ってください
冬物の服に普通のダウン1枚を着るだけでは歯が立ちませんでした。。
それなりに外に出る予定であれば、スキーウェア並でも。
用心するに越したことはありません。
全身「風を通さない」がポイントだと思います。
イヤーマフや帽子で頭部を守るのも大切です。外は寒いですが屋内の暖房は効いているところが多いです。
外と中の寒暖差があるので汗の処理も考慮できるとなお良いと思います。
3本立てという長めの記事になりましたが、3日間の旅行が忘れられない出来事ばかりだったので書いてみました。
今度は暖かい地域の大自然に触れる旅行もしてみたいです。