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読書離れについて

読書離れが叫ばれて久しいとよく聞きます。
昔ならそんなこと聞いても何とも思いませんでしたが、読書好きになった今は居ても立っても居られず、書き出した次第です。

そんな中、読書離れに関連するような新聞記事がここのところ目立ちました。読書週間もあったので、それも含めて僕が入手できた新聞記事の一覧をご紹介します。

◼️読書離れに関する記事一覧

・2月10日 産経新聞5面、論説委員日曜に書く
・5月19日 産経新聞9面、論説委員日曜に書く
・10月23日 東京新聞21面、本音のコラム
・10月30日 産経新聞26面、国語世論調査に関する記事
・11月21日 産経新聞16面、見出し「コンビニ、読者呼び込む」
・12月4日 産経新聞1・3・26面、国際学力調査に関する記事

…あまりありませんでしたね。お財布の都合上一紙しか取れず他の新聞はたまにコンビニなどで買う程度なので説得力にかけてしまいました。でも、読書離れについて触れている記事のみ挙げたので、出版業界の衰退を懸念する記事や、読書週間など読書に関する記事ならもう少しありました。

◼️読解力低下?

12月4日付の産経新聞の1面に「日本 読解力15位に急落」と見出しが載りました。OECDという機関による、国際的な学力調査に関する記事ですが、1面の他に3面、26面にも載せる力の入れ具合でした。
テストの結果によると、読書や新聞を読まない生徒より、読む生徒の方が平均点が高く、読解力の順位急落の裏には読書離れがあると推測しています。

また、国語に関する世論調査では、国民の読書量が減少傾向にあるうえ、読書量を増やしたいと考えている人も減っているそうです。

◼️消える書店

その他、全国から書店がどんどん消えていっているという悲しいニュースもあります。
僕の住んでいる地域の割と大きかった書店も最近2店閉店しました。それも個人店ではなく大手チェーンにも関わらずです。
潰れる理由は経営不振が1番の理由ですが、アマゾンなどのネット通販の影響を考慮しても、出版業界の販売額がピーク時の3分の1になっている※そうなので、本を買う人が減っているという事実は確かのようです。やはり読書離れは否めないのですね。

※創11月号P11より

◼️読書離れの理由

これだけ情報に溢れ、ネットの検索一つで簡単に欲しい情報にアクセスできる時代なので、無理もないのかもしれません。
でも得た情報がフェイクニュースということもあります。真実を確認する上でも、更に物事を深く理解する上でも、やはり本に勝るものはないと考えます。一冊で心配なら時間の確保が必要になりますが、同一のテーマで色々な著者の本を読んでみるとより正確な事実、答えにたどり着けるのではないでしょうか。

また、竹内洋氏の著書『教養主義の没落』から読み取るに、社会の成熟も関係しているように思います。細かい事は抜きにして、現在の日本を俯瞰するならば、政治も経済も治安も安定しています。

おそれずに言ってしまえば、そのような安定した社会において受験勉強や就活、資格試験、職場において読書は必要ないのかもしれません。効率化を重視されたからなのか、知識社会だからなのかはわかりませんが、その関門を突破するのに必要なことだけに集中すれば良いようになっているのではないでしょうか。

◼️読書離れが続くと…

ここからは仮定というか勝手な想像ですが、読書離れが続き誰も読書をしなくなったら、国の発展はなくなるのではないかと思います。これは飛躍しすぎているかもしれませんが、月刊誌の『創』11月号に「本屋がなくなることは文化がなくなる」旨の記述がありました。

また、他記事にて紹介している藤原正彦氏の著書『国家と教養』にも書いてありましたが、国民に教養がないと一部の人間が国を治めるという時代の逆戻りにもなりかねない。そして教養を培うためには読書が欠かせないと著者は言っています。

大きな波に埋もれてしまいやすい世の中だからこそ、福澤諭吉の言うように一人ひとりが独立の気概を持つことが大切だと感じます。

僕も少し前までは全く本を読んでいなかったので、どうこう言える立場ではないのかもしれませんが、やっぱり読書を通じて得たものを考えると、独り占めしておくことはできません。
物質的には今のところ本が増えただけですが(残念ながらまだお金は増えてません)希望を与えてくれたり、行動の方向性を示してくれたり、精神的に得られたものは大きいです。
あと謎の腹痛も治りました。※詳しくは他記事『グルテンフリーを実践してみて』をご参照ください。

こんな稚拙な文章ですが、読書の素晴らしさを少しでも伝えられればと思うので、これからも読書について少しずつ書いていきたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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すーしゅん
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