パートナーがアダルトチルドレンや境界性パーソナリティー障害であったときに、どう付き合うか

アダルトチルドレンや境界性パーソナリティー障害の気質がある人は、自分をどこまで受け入れてくれるのかという「試し行為」を大人になってからもパートナーにしてしまうことがあります。
※以後文字数が多くなると読みづらいので、都合上ACKPと略します。

その「試し行為」は様々な言動があると思いますが、相手方は振り回し続けられ、心がすり減り、幸せとは遠い付き合いとなってしまうこともあります。

では、パートナーがACKPであった場合に、どうやって付き合えばいいか、ACKPである筆者目線でこうしてもらえたらいいかなということを書いていきます。
※精神科医にACKPであると診断されたわけではありませんが、筆者自身これに当てはまると思っています。

・癇癪や駄々をこねだしたとき

→積極的に対応をしないでください。
少し時間を置き、冷静になればいつものパートナーに戻ります。
対応をしてしまうと、つけあがり、疲弊します。
上手く距離を取ることが重要です。
決して応戦をしないことが重要です。
応戦すると向こうのパワーは計り知れないので、こちらがより傷付きます。

また、軽々に「もう別れる!」とか言いますが、こちらが同意する姿勢を見せると、急に手のひらを返してきます。
※恥ずかしいですが、私もよくやっていました笑

このときのACKPの心情はおそらく、幼児が母親に甘える心情と同じです。
自分の感情をコントロールできず、相手に自分をなだめてほしい依存します。
また、単なる子供ではなく、大人の思考力で相手の心や時間を奪おうとします。
非常にやっかいなのですが、ACKPの方は、感情を押さえつけられ成長してきたので、安易に攻めることもできません。

もし貴方がACKPを持つパートナーを愛しているのであれば、落ち着いている時に、このときの心情を伝え、相手方が苦しんでいる姿を受容してあげてください。

これを繰り返しながら、貴方がどこにも行かない、安心していい場所なのだと徐々に理解してもらえれば、この癇癪が減っていくと思います。

私は経験はありませんが、手紙を書くのもいいと思います。

手紙に書く内容は下記のようなものがいいと思います。

・傷付いていることを理解していること
・それでも愛していること
・私も貴方が癇癪を起すと傷付くこと
・いつまでも一緒にいるから安心してと伝えること

※別れをほのめかすのも時には必要かと思いますが、難しいところです。
母親にはなれず、私はひとりの人間であり、対等な立場であることを伝えるのが良いのかなと思います。

非常に大変ですが、ACKPの方が与えられてこなかった愛や安心を時間を掛けて注ぐことが必要です。
ただし、愛を受け取るバケツの穴が空いていることが多いので、自分が壊れる前に、もう付き合えないと判断することも必要です。

必要なのはACKPのパートナーを助けるのではなく、一緒に幸せになれるかという視点で付き合い方を考えることです。

この人を私がなんとかしなきゃと思う必要はないと思います。

筆者自身、何人かの愛を受けましたが、別れを繰り返すことで、問題は自身にあることに気づき、経済的な自立よりもむしろ精神的な自立をせねばと気づきました。

また、余談ですが、若い頃はACKPはACKPを引き寄せるという法則があるような気がします。

筆者自身がそうであったから上記を思うのですが、悲劇のヒーローやヒロインのような気持ちがあり、自分の気持ちは誰にも理解してもらえないという考えがありました。
このような考えを持っているせいか、同じような境遇の人を見つけると、自分には理解ができると思い、近づき、親密な関係になっていきました。

ですが、ACKPとACKPはお互いが闇を抱えているため、健全な関係が構築できないのです。

お互いがお互いを依存し、傷付け、なじる。

こうならないようにすることは他者からはできないと思います。
結局はその人の人生で何を思うか、何をするかは自由ですし、コントロールすることはできません。

ACKPの方とお付き合いしている方は、愛を持ってドライに関係や距離を作ることが求められます。

この記事が参考になれば、幸いです。


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