小学校で行われるプログラミング教育とは?
小学校でプログラミング教育が行われいるといわれていますが、どんなことが行われいるのでしょうか。難しいコードを書いたり、プログラミングでパソコンや機械を動かしたりしているのでしょうか。今回は、そういった疑問を解消できるように解説していきたいと思います。
プログラミングをすることだけが目的ではない
プログラミング教育の目的
もちろんプログラミングアプリを使ったり、中学校の技術科のように機械を動かしたりすることもあります。しかし、一番の目的はそこではありません。プログラミング教育の一番の目的はプログラミン的思考の育成になります。
プログラミング的思考とは?
プログラミング的思考と聞いてもなんのことかわかりませんよね。論理的思考と言われることもありますが、これもピンときませんね…。
端的にいうと、物事を順序立てて考える力のことです。
少し詳しく話していきましょう。自分が意図した一連の活動を実現するために必要な動きの組み合わせを考え、改善していくことです。カレーを作るという一連の活動を例にとって、見てみましょう。
まず、自分が意図する一連の活動を思い浮かべます。
(例:カレーを作りたい)
次に、そのために必要の行動を考えます。
(例:野菜を切る、ご飯を炊く、ルーを作る…)
その次に、それらの行動をどの順序で行えばよいかを考え、実践します。
(例:野菜を切る→ルーを作る→ご飯を炊く)
そして、よりよい順序になるように改善します。
(例:ご飯を先に炊いたほうが、ルーが冷めずにすぐに食べられそうだ)
最後に、改善した順序で実践する。
(例:野菜を切る→ご飯を炊く→ルーを作る)
このように順序立てて物事を考え、改善していく力を育成しようということです。
各教科とのつながり
小学校の各教科とはどのようなつながりがあるのでしょうか?
算数とのつながり
つながりが強い教科の1つです。図形を書く手順や答えを求める手順を順序立てて説明する活動がそれにあたります。なので、今までも自然にやってきたことがそのままプログラミング教育だということができます。
理科とのつながり
理科もつながりが強い教科の1つと言えます。高学年で電気に関する学習を行うときに、身の回りの電化製品の仕組みなどを簡単に学習します。その際に、プログラミングがどのように活用されているかを学習することになります。
他教科とのつながり
つながりの強い2つの教科について紹介してきました。ほかにも、家庭科の調理、裁縫などの手順もプログラミング的思考を生かすことができます。ほかの教科では、なかなか活用するのが難しいように思えます。
しかし、どの教科でも順序立てて物事を考えるということは行われているはずです。どのような場面で使われているのか、また使えそうか、ぜひ考えてみてください。
まとめ
いかがでしたか?プログラミング的思考について紹介してきました。言葉だけの説明では分かりにくいことも多かったと思います。興味をもっていただけたら、ぜひご自身でも調べてみてください。
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