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「それって音がしてるの?」

大学生の頃、耳のきこえない知人と話した時のことです。

私は中学生の頃に【オレンジデイズ】というドラマにハマり、「大学に入ったら絶対手話するぞ!!」と決め、実際に手話サークルに。

サークル内の耳のきこえない先輩と仲良くなり、毎日手話の練習をしていました。

そしてある時、こんな話をしてくれました。

「国語の教科書とかで『雪がしんしん降っている』ってあるやろ。あれ、ずっと『しんしん』て音が出てると思っててん。

衝撃でした。擬態語について、それまで全く意識したことがありませんでした。

(その後も、別の耳のきこえない方からは、『星がキラキラ光る』なんかも、実際に音が出ていると思っていた、という話も聞きました。)

確かに、耳のきこえる私は
雪は音がしない、
星は音がしない、
と無意識に分かります。

でも、耳がきこえないと擬態語や擬音語の表現を見るたびに、『音が出ているのか』を調べないと分からない。

自分の世界が当たり前で普通だったので、
その先輩は私に違う見方をくれました。

他の視点から自分の身の周りを見ると、
全然違う世界に感じられることがあります。

そういう視点が自分を変えてくれることもたくさんあるなって私は思っています。

最近改めて思うのは、自分以外の人はみんな先生、ということ。Amazonプライムビデオで、オレンジデイズが見れると知り、こんな話を思い出しました。

さて、子供が寝ている夜中は私の大切な自分の時間。今から風の谷のナウシカの漫画を読みます。笑

ではおやすみなさい、素敵な夢を😴

【オレンジデイズ Amazonプライム】

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