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「信じることしか深めない」RAS盲点
RAS(ラス)という言葉は引き寄せの法則目標達成の方法など、脳科学の分野では有名です。
何かというと
無意識に自分が関心のある情報だけを選んで、関心のない(不必要な)情報を排除するという機能。
色々な人から「これいいよ!」「やった方がいいよ!」ってオススメされても、興味が無い、関心が無い物には飛びつきません。
どんな良い事でも、同じ内容で、人によって聞き入れないのかもしれません。
「気に入った言葉が何度も耳に入ってくる」
「車や服など気になるものができたら、なぜか街の中でも目に飛び込んでくるようになる」
「うるさいイベント会場や会食の場でも、自分の名前が呼ばれると反応する」
ここである動画でテストしたいと思います
※とても難しいので、集中して見てください。
白いチームのパス回しの数を数えてください。
答えは13回です。
ところで途中黒いクマが横ぎるのが見えましたか?
それはバスケットボールを見るというRASをかけていたのでクマの情報が排除されていたのです。
RAS(網様体賦活系)によって、脳は欲しい情報だけを得ています。
私たちは、五感で感じている情報の全てを処理することはできません。
私たちが普段生活していて触れている様々な情報量を考えてみると、江戸時代に生きていた人が”一生かけて触れる情報量”を、現代では”たった一日”で触れてしまいます。
それをすべて処理するのは不可能なのにやろうとして脳がキャパオーバーしてしまうので、RASによって自動で情報を取捨選択しています。
「自分の生命維持に欠かせない重要な事」
「自分が重要だと信じている事」
「自分が興味関心があること」
「自分が好んだ人(事)」
「自分の感情が震えた人(事)」etc
こういった情報だけをふるいにかけて、スコトーマ(心理的盲点)として見えなくしてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1667267558457-YVuaVHDF4Y.jpg?width=1200)
スコトーマ(心理的盲点)
と呼びます
幸福や信念や観念を持っている人は、
幸福な世界観が周りに広がっていて、
安心感、つながり感、自己肯定感も高いです。
逆に・・・
幸福でない信念や観念を持っている人は、
幸福ではない世界観が周りに広がっていて、
安心感、つながり感、自己肯定感も低いです。
例えば、人前で話すことがなんか怖いこと。
多分私の中でもまだ苦手意識が残っています、上手にプレゼンをする人を見ても「ふーん、すごいね」と思うけれども、自分には無理、自分と違い過ぎて参考にできない、と脳が捉えています。
スコトーマ(心理的盲点)になり、有益な情報が目の前を素通りしているだけになります。
スコトーマの落とし穴
認知バイアスの罠
認知バイアスは、自分自身が持っている思い込みや決めつけ、偏った見方、過去の経験、利害関係などに影響を受けて、必要な判断ができにくくなることです。
人は自分の正しさを無意識的に証明したいと思い、証明するだけの情報を集めようとすることがあります(=確証バイアス)。
例えば・・・
〇自分がAが正しいと思う
➡Aが正しい!という証明になるような情報や意見のみを認知する
〇本当はBが正しい
➡Bがより良い決断だとしても、
最初に思った通りにAが正しいと思いたいが故に、
Aが正しい情報ばかりを認知するようになる
※できない理由ばかりを考える人など
本当は良い情報があって良い選択があったとしても、自分の考えが邪魔をして本当に必要な情報にスコトーマ(盲点)が発生して隠れてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1667268236753-ANSpYgjfvw.jpg?width=1200)
可能性思考
可能性思考とは、他に何か可能性はないか?と客観的に物事を捉えようとすること。
人はできないことを考え始めると、100個でもできない理由を簡単に考えることができます。
逆に、「できるんちゃうか?」「他に可能性があるんちゃうか?」
と考え始めると、RASのフィルターが変わり新たな選択肢が手に入るようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1667268487856-gcIdCgdoDt.jpg)
◎「もし仮に〜」できる方法があるとしたら思考が大事です。
固まっている場合は、何らかの「固定概念(認知バイアス)に縛られています(能力、お金、時間など)。
その固定概念だと思われる要素を「もし仮に」という言葉で解除してあげて「足かせ」を無くしてあげましょう。
あなたが
もし仮にうまくいくやり方があったとしたら、どんな方法があると思いますか?