「善意」がもたらす、中国義実家生活の本当のつらさ
ようやく義実家から戻ってきました。
もともと「24日(中国でいう正月期間の最終日)までいたい」という嫁に堪忍袋の尾が切れそうになりながら、「それは無理、もっと早く帰ろう」と言い続けていたのですが、さまざまな事情が重なりタイミングを逃しているうちに、結局22日の朝まで滞在しました。5日からいたので、17日間滞在したことになります。自分にとっては最長記録です。
そしてこれまで書いている内容からわかってもらえる通り、めちゃくちゃしんどかったです。まずは無事、生還したことを喜びたいと思います、
義務感半分で食べたご飯で太る悲しさ
いろいろと辛かったことはあるのですが、今回は特に食事がキツかったように思っています。
義実家で出てくるご飯はおいしいのですが、いささか味が濃く、油や唐辛子をふんだんに使ったかなり重めの料理です。さらに毎食しっかり大きめの茶碗に白米を用意してくれるので、それを処理するために必要なおかずが増え、毎回満腹になるまで食べなければいけません。
それも1日2日ならいいのですが、2週間以上ともなるとさすがにしんどくなってきます。また内容もとくに変わり映えしないので、飽きも手伝ってなかなか箸が進みません。
早めにその場を脱出しようと、ご飯を少なめによそってみたりするのですが、「そんなんじゃ足りないでしょう」といっていつの間にか増やされています。食べられないからそんなにいらないですよ、と何回言ってもそうなります。これが17日間のうち、3食毎回続きます(親戚の家に呼ばれて飯を食う時もほぼ同じです)。
そんな日々を過ごし、帰ってきて体重を測ると、当たり前ですが激増していました。これまで適正体重を維持していたのが肥満寸前です。あと血圧もめちゃくちゃ上がっています。生活リズムが乱れまくっていたこと、思うように運動ができなかったことも相まって、不健康まっしぐらです。ついでになんか頭痛もします。
どうせ不健康になるなら、義務感半分で食べる義実家の食事ではなく、自らの意思で選んだ焼肉とかハーゲンダッツとかで幸せ太りしたかったものですが、そんな恨み言を言ってもお腹の贅肉は落ちてくれません。食事制限をしつつ、ちょっと強めの運動メニューを組んでせっせとダイエットに励むことにしましょう。
「善意」だからこそのややこしさ
こんなふうにグズグズと書いていると、「そうはいっても無償で長く滞在させてもらってるんだし、ご飯も毎日出してもらっておいて、文句を言うのはよくないんじゃない?」と叱られそうですし、自分でも少しそう思います。僕を滞在させてくれている義両親や親戚たちは、基本的には100%の善意でそうしてくれているわけです。
でも、その「善意」こそが厄介だとも思うんですよね。
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