在外中国人は僕のnoteをどう読むのか
僕のnoteの読者はほとんど、99以上%が日本人です。
日本語でやってるんだからそりゃそうだろという声が聞こえましたが、いちおうこれは意識してやっていることでもあります。自分の声が違う文化圏に届いてしまうということには、それなりのリスクがともなうと思っているので、積極的に中国(語)の文化圏に自分の声を飛ばすようなことは控えています。
……とはいえ、僕自身こうして「ソト」の人間として中国についてあれこれ書いていくなかで、これを当の中国人がどう読むのかな、ということが気になったりもします。
そんなわけで、読者の方のお知り合いの中国人に僕のnoteを共有してもらったり、SNSなどで知り合った日本語学習者の中国人に記事を読んでもらうなどして、フィードバックをもらう場合があります。そのほとんどは、日本やその他の国に住む在外の中国人です。
今日はそれらのフィードバックの内容を、一部紹介してみたいと思います。広い意味での「中国人の反応シリーズ」としてお読みください。
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まずはこちらの、最近ではもっとも反響の大きかったnote。
中国にはこれから「底」が訪れそうだということを感じていて、それでもなんとかここにしがみついて中国のことを日本のみなさんに伝えていきますよ、という決意表明のようなことを書いたのですが、これに対して日本在住の中国人の方から寄せられたご意見はこんな感じ。
いまの中国で起こっているイデオロギー回帰的な動きであったり、習近平氏の濃度が特濃ジュース並みになってしまった続投新政権であったりという現象は、中国に住んでいる中国人よりも、むしろ在外の中国人に大きな衝撃を与えている部分があるようです。
特に改革解放以前の混乱期を知る年配の方は、当時と重なる部分をかなり感じており、絶望や危機感を募らせているようです。
逆に僕は、外国人だからこんな能天気なことを言ってられるのかもな……と身が引き締まるような思いで、ご意見を受け取りました。
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次はこれ。各地でPCR検査が緩和しているように見えるけど、それは段階的な「ゼロコロナ」の緩和ではなくて、地方の困窮であったり、リソースの枯渇が招いた結果ではないか……ということを書いたnoteです。また、もっと悪い未来の可能性として、PCR検査が利権化するかもということについても触れました。
これについていただいた感想はこんな感じ。
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