円安・円高で振り返る、中国生活における一喜一憂の歴史
えげつない勢いで円安が進んでいますね。
これを書いている現在は1ドル=122円くらいまで持ち直していますが、一時は1ドル=125円くらいになりました。僕が住む中国の人民元のレートで見ても、1元=19円を軽く超えています。ちょっと前まで17円くらいだったので、猛スピードだなあと思うばかりです。
これが今後どうなっていくのか、今後の日本・世界経済にどう影響を及ぼすのか、いいのか悪いのかなどの話は、僕には手に負えない話題です。
なので、今日のnoteではこれまでの中国生活を円安・円高と絡めながら振り返り、それをもとに「海外生活者が生活レベルで円安・円高をどう捉えているか」ということをわかってもらえるようなnoteを書いてみたいと思います。
海外在住者の方には「あるある!」と感じてもらえるかと思いますし、逆にそういった経験がない方は「なるほどそんな感覚なのか」と読んでもらえればと思います。
前提知識として、人民元のレートの歴史があった方が話が分かりやすいと思うので、ここ10年ほどのチャートの画像を貼っておきます。おおむね2015年ごろに円安がピーク(1元≒20円)で、その後は円高トレンドだったのがここ1〜2年で急激に円安が進み、ピーク時に近づきつつあります。このような流れを理解しておくと、以下の話がより楽しめるかと思います。
では、お楽しみください。
爆買い中国人の気持ちを心で理解した
いまちょうどニュースで「約6年ぶりの円安」ということが言われていますが、この時期は僕が中国に来たばかりの時期とおおむね一致します。つまり、当時は今と同じくらいの円安だったのです。たしか当時も1元=19円くらいでした。
当時は日本円の貯金を取り崩して生活していたので、何を買うのにも「高いなあ」という気持ちでした。たとえばちょっとした昼飯を食べれば20元くらいで、当時のレートなら380円程度。日本で牛丼を食べるのと変わらないか、むしろ高いじゃん、とか思っていました。
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