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中国人と冷凍食品の距離感

マガジンのネタに困りながら買い物に出かけていたところ、気がつけばスーパーの冷凍食品売り場に来ていました。

そして「よし、今日はこれをネタにしよう」と思いつきました。ハンマーを持っている人間にはすべてが釘に見えるといいますが、書くネタに困っている人間にはすべてがネタに見えるのです。

前置きはこれくらいにして本題へ。

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まず、パッと見てわかる中国の冷凍食品の特徴。スーパーに行くとわかるのですが、冷凍食品のうち、多くの部分が餃子かワンタンか肉まんです。

たとえば僕のいつも行くスーパーでも、ケース型の冷蔵庫の8つくらいに餃子と肉まんが敷き詰められています。

これらがほぼ全部(写真に写っていない反対側のケースも)餃子系の食品
値段はピンキリですが、安いと一袋10元(200円)くらい

少し調べてみると、中国の冷凍食品のシェアのうち半分以上はこうした包みもの系の食品(中国語では「包点bao dian」「面点mian dian」などといいます)だそうです。中国では「冷凍食品といえば餃子か肉まん」という感覚で、おおむね間違っていないといえるでしょう。

次に多いのが、鍋の材料。鍋に入れる豆腐や肉団子などの加工食品が、冷凍のケースの中にたくさん売られています。

写真には撮りそびれましたが、冷凍したスライス肉が鍋用として売られていたりもします。

1に餃子、2に鍋とは、すでに中国の食生活そのものという感じがしてきますが、そのほかの商品はそれほど充実していません。ピザやアメリカンドッグのような洋物(?)の食品が点々とあったり、魚の切り身があったりするぐらいです。

何か中国らしいものはないかなと探してみると、ザリガニの加工食品っぽいのがありました。

買ってないのでわからないのですが、どういう形で冷凍されているんだろう?剥き身で味付けされたものが入っているのか、それとも写真のように丸ごと入ってるのでしょうか。謎は尽きませんが、機会があったら確かめてみようかと思います。

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ただ、たぶん僕は今後も、中国で冷凍食品を買う機会はほとんどないと思います。それはザリガニだからというわけではなくて、嫁が冷凍食品をあまり好きではないから。

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