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もうひとつの「究極の資本主義」の国

松井博さんの今朝の記事が面白かったです。

アメリカでは定住地を持たず、キャンピングカーのようなもので移動しながら働く人が増えているそうです。Netflix映画の「ノマドランド」でフォーカスされたような人たちです。

松井さんは、彼らワーキャンパーがそのようなライフスタイルにたどり着いた理由を、「究極の資本主義」から逸脱しようとしたことだと書いています。金になりさえすればなんでもありの世界に疲れた人が、そうした価値観から脱出、あるいはそれをハックしようとして、ワーキャンパーという生き方が生まれています。

僕はこの記事を読み終えて、「なんか中国に似てるな」というような考えを持ちました。中国でも、形は違えど似たようなことが起こっているように思ったのです。

今日はそうした、中国とアメリカの奇妙な共通点のようなことについて言語化してみようと思います。

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おそらくみなさんご存知の通り、中国は社会主義を標榜する国です。

いっぽうで経済体制としては、鄧小平の指導下で市場主義経済が取り入れられてきました。以降、部分的に社会主義的な色合いは残るものの、基本的には資本主義、自由主義的なルールで経済が動いています。

ただ、そうしたお題目としてのイデオロギーとは別のレイヤーで、ある意味では資本主義国家以上のことが起きる場面が、中国には存在しています。

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