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さらば「メイソウ」。日本ブランドに未来はあるのか

先日街を歩いていて、衝撃的な場面に出くわしました。

それは、「名創優品」という、中国で大規模にチェーン展開している雑貨店の店先でのことです。これが、その時の衝撃を受けたものの写真です。

ただの、なんの変哲もない看板じゃないのか? 何を言ってるんですか。あなたは事の重大さを、ちっともわかっていません。この画像は、日本の凋落の象徴なのです。

何が起こっているのか、以下に説明します。

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「名創優品」は、もともと「日本品質」「日本ブランド」を標榜しながらも、その実態は日本にペーパーカンパニーとショボい店舗を置いているだけの中国企業、販売しているものもデザインから製造までほぼすべて中国で完結しているという、いわゆるパクリ商法(中国語では山寨shan zhaiなどという)をやっている「偽日本ブランド」企業でした。

その在り様はしばしば「ユニクロとダイソーと無印を足して3で割ったよう」などと揶揄されていましたし、並んでいる商品のパッケージには意味をなさない日本語が大量に羅列されていて、特に在中邦人の間ではある種の物笑いの種になっていました。

そして、そこにつけられていた一応の日本語名が「メイソウ」でした。かつては店舗に、ユニクロを思いっきりパクったとおぼしきカタカナの「メイソウ」のロゴが掲げられていたのです。

これは、以前の店舗ロゴの写真です。

上で述べた「衝撃的な出来事」とは、店舗からこのカタカナのロゴが外されたことなのです。ちなみにその後、複数の店舗を確認しましたが、おそらく全店舗でこのロゴの付け替えがおこなわれているようでした。

これが何を意味するのか。それは、すでにこの「名創優品」が、日本的なブランドを打ち出すことに価値はない、と判断していることに他なりません。

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