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それでもパクリをやめない中国人の心理とは
こんなツイートをしました。
ミニッツメイド(左、中国正規品)の隣に、限りなくミニッツメイドっぽいロゴの何か(右)を置くコンビニ。
— 華村@中国 「中国を言葉にするマガジン」ほぼ毎日更新中 (@stwtcpld) September 24, 2022
パクる側の気持ちにもう少し配慮してあげたほうがいいと思う(違) pic.twitter.com/ZlcvIcDryi
写真左側の飲料のロゴにある「美汁源」というのは、日本でもお馴染みの「ミニッツメイド」のことで、コカ・コーラ旗下のフルーツジュースを中心とした飲料ブランドです。
ミニッツメイドは中国でも展開されており、上記ツイート以外のものにもたくさんの商品があります。
いっぽう、その隣に写っているのは「沙加乐」というブランド。聞いたことも見たこともないうえに、ロゴをよく見ると、限りなくミニッツメイドのそれに近いものになっているのがわかります。
ちなみにこのブランド名をGoogleや百度などで検索しても、ECサイトなどの商品販売ページは出てくるものの、公式サイトのようなものは見つかりません。ただ一件だけ、百度百科という中国版ウィキペディアのようなサイトに会社の基本情報が掲載されているのみ。どうやらこのブランド、実体からしてあやふやです。
わざわざこんなことを言うのは野暮ですが、つまりはミニッツメイドの知名度にあやかり、消費者に有名ブランド品であると誤認させて商品を買わせることを目的とした、零細業社によるパクリ商品ということなのでしょう。
いまだパクリ商品溢れる中国
しかし、せっかくなので好奇心からそのパクリ商品の方の飲料を買って飲んでみたのですが、別に味は悪くないし、商品としては成立しています。なんだったら、普通においしいと感じました。
またパッケージに関しても、けっこうちゃんとしています。上のツイートの画像を見直してみてほしいのですが、クソダセえ微妙に垢抜けないキャラクターが描かれているミニッツメイドの正規品(調べると正規品そのものというより、本社から正式に許諾を受けた中国のパートナー企業による独自商品のようですが)よりも、パッケージだけ見ればよほど洗練されているようにすら見えてしまいます。
ここで、この飲料を作った会社は、まっとうなモノをつくる実力を持っているのに、なぜパクリのようなことをする必要があったのか、という疑問が湧いてきます。
このほかにも中国では、いまだにあからさまなパクリ商品や、「お前もうちょっとバレないように工夫しろよ」と逆に言いたくなるような粗悪なコピー品などが、平然と売られていることがまだまだあります。
日本だってかつてはコピーライカやらモビルフォース「ガンガル」なんて平然とやってた国ですから、あまり人のことは言えないのですが、いまやGDPでも日本を追い越して久しく、また近年は権利意識の高まりも見られる中国において、なぜ今日にいたるまでこういった「まっとうでない」パクリ商品が後を絶たないのでしょうか。
以下、自分なりに考察してみました。
①有名である(ように見せかける)ことが非常に大事
中国は市場参入者が多く、一つの種類のものであってもピンからキリまでいろいろな商品が溢れかえる国です。逆に消費者から見ると、選択肢が無数にあり、自分にとって良いモノを選ぶのがそれだけ難しい国でもあります。
そんな中で売り手側がわかりやすく消費者にアピールするためには、「みんなが支持している」モノであるというシグナルを発するのが重要になります。みんなが選んでいるものであれば、きっと安心だろうという思ってもらいやすいのです。もちろん、これはどこの国でも同じ傾向はありますが、中国のそれはより顕著だといえます。
よって、中国では自分の売りたい商品を有名ブランドのものに見せかけることに強いインセンティブが働きます。必然的に、パクリをやる動機が強まるのです。
いつまでたってもパクリがなくならない背景の大きなものとして、まずはこの「有名であるように見せかけるインセンティブが強い」ことが挙げられると思います。
②バレてからどうにかすればいいと思っている
しかし、だからといってバレたら消費者に怒られたり、下手をすれば訴えられたりするかもしれないパクリ商品を、なぜ平然と販売しようと思えるのでしょうか。
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