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少子化に人々の価値観はあまり関係ないのでは、と中国で思った話

中国でも少子化が叫ばれて久しく、そのスピードは日本をも追い抜くようになりました。

その原因のひとつは、他の先進国と同じように、個人や自由を尊重するようになった価値観だと言われています。

実際に、結婚はしないと考えている人に話を聞きました。上海でバーなどの飲食店を経営する30代の女性です。(中略)収入面で不安はないものの、結婚や出産によって、みずからの自由な時間がなくなってしまうと考えています。
「家庭を持つと多くの責任が伴います。今の自分の人生の楽しみを犠牲にしてまで、結婚したくはありません」

上掲記事より

たしかにこのような変化は、周囲の人々からも感じますし、ちょうど「断亲」(親断ち・親戚断ち)とうワードが流行語になりつつあるというのも聞きます。こうした変化が、中国における少子化の理由の一端かもしれないな、と思うことはあります。

ただ、いま義実家での生活を続けていて、本当にそうか? と思う部分が出てきたので、今日はそれについて書いてみたいと思います。

価値観、そんなに変わってません

義実家のある地方都市は、経済規模や文化の発展度などでみた場合、中国の都市部のなかでは中央値といえる場所です。

しかし、その「中央値」で僕が経験している諸々は、個人を尊重する自由なものになってるとはとうてい思えません。

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