少子化に人々の価値観はあまり関係ないのでは、と中国で思った話
中国でも少子化が叫ばれて久しく、そのスピードは日本をも追い抜くようになりました。
その原因のひとつは、他の先進国と同じように、個人や自由を尊重するようになった価値観だと言われています。
たしかにこのような変化は、周囲の人々からも感じますし、ちょうど「断亲」(親断ち・親戚断ち)とうワードが流行語になりつつあるというのも聞きます。こうした変化が、中国における少子化の理由の一端かもしれないな、と思うことはあります。
ただ、いま義実家での生活を続けていて、本当にそうか? と思う部分が出てきたので、今日はそれについて書いてみたいと思います。
価値観、そんなに変わってません
義実家のある地方都市は、経済規模や文化の発展度などでみた場合、中国の都市部のなかでは中央値といえる場所です。
しかし、その「中央値」で僕が経験している諸々は、個人を尊重する自由なものになってるとはとうてい思えません。
ここから先は
1,375字
この記事のみ
¥
300
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
いただいたサポートは貴重な日本円収入として、日本経済に還元する所存です。