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大人の集まりに連れて来られた子どもに、かつての自分の姿を見る

引き続き義実家にいるのですが、今日もその際のエピソードから。

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昨日、テーマのよくわからない食事会に参加していました。

中国の年明けは29日なので、昨日(27日)は大晦日でもなければ、特別な意味のある日ではないはずなのですが、なぜか急に集まっている親戚一同みんなで飯を食おうということになったようです。義実家の近くの大衆レストランのようなところで、いくつかの回転テーブルを囲んでワイワイ騒ぎながら飯を食うという、ものすごくベタな中国的食事会をやってきました。

参加者は30人ほどいたのですが、大人たちがテーブルを移動しまくり、絶えずワッハッハと笑っているのに対して、僕はそこに連れて来られていた5、6人の子どもたちのことが気になりました。

というのも、みんなすげえ暇そうなんですよね。

謎のテンションで騒ぐ大人たちをよそに、子どもたちは各々机に座り、ムスッとした顔で食事をつついています。大人たちに放っておかれて、さぞつまらなそうです。メニューも子ども向けではない辛くて脂っこいものばっかりで、たぶん口には合わなかったでしょう。

結果として子どもたちは早々に食事を切り上げ、机でじっとしているか、少し離れた店の隅っこでスマホゲームをしているかのどちらかという状態になっていました。僕自身も自分の子どもを見ながらだったので、なかなか構ってやることができませんでした。

どうせゲームをするなら家にでもいたかっただろうにと、なんだか申し訳ない気持ちになりながら、僕は自分の幼少時代のことを思い出していました。

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