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トランプ、中国、そしてツイッタラーの共通点

トランプ次期大統領の就任が近づき、氏がいろんな発言をしているのが日々流れてきます。なかにはさすがに無茶だろというようなものや、テキトーに言ってるだけの放言に聞こえるものもあります。特に対外的なものに関しては、相手国や地域がが聞いたら高圧的に聞こえるものがたくさん。

アメリカの事情には詳しくないのですが、これらのうちどれが本気で、どれが政治的なポーズで言ってるんでしょうね。

いずれにせよ、自分の発言する何もかもに実現可能性があるとはトランプ氏自身も思ってはないでしょう。対外的に勇ましいことを言ってのけ、「どうだ言ってやったぞ」とドヤ顔をすることは、国内の支持者固めにつながるので、そう言っているだけに見えます。

我々に仇なす、あるいは悪影響を及ぼす(と想定される)「敵」の存在を規定し、それに対する揶揄や攻撃的な姿勢を見せることで、人々はトランプのことを「俺たちの味方だ」と考えるようになる。それが荒唐無稽であったり、実現可能性の極めて低いものであったとしても、とりあえずその場は盛り上がることができます。

トランプに限らず、同じことをその反対陣営もやっているのでしょうが、トランプ氏のそれはわかりやすいというか、あからさまなように見えています。

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僕がトランプ氏を見てこういうことを考えたのは、中国も似たようなことをやっているからなんですね。

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