5月のマガジン運営報告とお礼
5月ももう終わり。僕の住む広東省ではここ数日急激に気温が上がり、長い夏の始まりが訪れたのを肌で感じます。……と、小綺麗なフレーズでまとめてみましたが、要はクソ暑くてうっとうしい、ということです。ただ座っているだけで汗がダラダラと流れてきて、シャツを交換せよと太陽が煽ってくる季節がまたやってきたのだ、と少し辟易しています。
そんな中、今月も毎日更新を貫き通すことができました。毎月書いていますが、これもひとえにいつも支えてくださる皆様のおかげです。皆様からいただけるスキ・シェア・オススメがあるからこそ、また皆様に新しいものを届けなければ、という気持ちになれます。
よろしければ今後も、変わらず見守っていただければ幸いです。
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今月……というか、もっといえば先月くらいから、中国にいること自体への疲れであったり、中国に感じる違和感のようなものを意識することが増えてきてしまっていました。おそらく、それはnoteにも多少なりとも表れてしまっていたと思います。
円安と物価高で苦しくなる生活に加え、やはりどうしてもゼロコロナの方針に基づくコロナ対策による不自由さや、それにつながる「中国にいることのリスク」のようなものを考えることが増えてしまいました。それらがストレスになっていることは否めません。
この点については、周囲の在中邦人の方に聞いても同じような反応をしている人が多いです。SNS上でも同じような反応をしている人がまま見受けられますし、実際に帰国を検討しているという話も数多く耳にします。少なくとも、「中国を出られるような準備をしておこう」と考える人が多くなっていることは間違いないかと思います。
長引くコロナ禍……というより、オミクロン株以降のコロナに対する中国への姿勢は、多くの人に中国にいることの意味を再考させています。2年前のコロナ禍初期にも似たような反応が見られ、実際に帰国を決めた人も多くいましたが、今回は感染症の脅威それ自体というより、それに対する中国の姿勢への違和感が先立っている、という点において少し異なっています。
ここ最近の中国で起こっていることは、やはり大きな意味を持っています。「中国にいることのリスク」とは、頭ではわかっていたつもりですが、やはりこうして実体験がともなうと、いろいろと考えてしまうものです。
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そんな中で僕自身は、まだしばらく日本に戻ったり、他の国に行ったりする予定はありません(万が一に備えて、いまの自分にできるだけ……というレベルでの行動は起こしていますが)。無理をするつもりはありませんが、いろいろな事情を鑑みると、中国にいた方がまだライフプラン的には有利かな、と考えています。
ただそうはいっても、先行きに感じる不安であったり、ここでの生活に感じるストレスというのは、相変わらず存在しています。「やっぱり、この国にいないほうがいいのかな」「そろそろ潮時なのかもしれないな」と感じることも、少なくない頻度であります。
でも、それを言い続けても始まりません。受け入れられることを受け入れたり、どうしてもしんどいことはうまく受け流したり、困難に立ち向かったり、時には逃げたりすることでしか、僕にはできません。
そんな中でこのnoteには、なるべくポジティブなものというか、自分と読んでくださる皆様にとって前向きになれるようなものを書き残していければいいな、と思い直しています。最近の自分が書いたものを読み返して、そういった前向きな視点が欠けていたな、と反省していました。
無理をしてポジティブに振る舞うのは逆に病みそうなのでしませんが、できる限り前向きに身の回りで起こることを捉え、またそれを自分や誰かの人生を応援できるような形で書き残していくことを、来月からは意識しようと思っています。お金を払って購読してくださる方々にも、なるべく楽しいものを提供して行きたいですしね(って書きながら、明日には全然逆のことを書いていたりするのかもしれないですけど)。
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先日のこのnoteでも書いた通り、いま僕のライフワークになっている「中国にまつわることを言葉にする」という試みには、無限のフロンティアが広がっています。まだこの試みを続けたいと思う限り、僕は中国にしがみつき続けるでしょう。
そしてその過程で出てきたものを、お読みの皆様に面白がっていただけるのであれば、そしてそこから何か生きるヒントのようなものを得てもらえるのであれば、これに勝る喜びはありません。
重ねてお礼を述べますが、こうやって中国について書き続けられるのは、皆様からいただくスキ・シェア・オススメのおかげです。それがあるからこそ、僕はこの国での孤独な営みについて、大きな意義を感じながら続けることができています。本当に本当に、いつもお読みいただき、ありがとうございます。
また来月からも、よろしくお願いいたします。
いただいたサポートは貴重な日本円収入として、日本経済に還元する所存です。