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中国でお手伝いさんを雇ってみた正直な感想
昨日のマガジンで、お手伝いさんがいなくなったと書きました。
最近読み始めてくれた人のためにおさらいしておくと、中国(に限らず中華圏)では伝統的に「坐月子」という母親の産後ケア期間を一ヶ月ほど設ける習慣があります。
その間は母親が子どもと一緒に「月子中心」と言われるような施設に入ってケアを受けるか、「月嫂」と呼ばれるお手伝いさんを住み込みで雇うのが一般的です。子どもが生まれたばかりの我が家では、後者を選択しました。その期間が先日終わった、という形です。
お手伝いさん付き生活を経験してみて、結局どうだったのかを忘れないうちに書いてみようと思います。
最終的には「うーん……」という感想
いつかのマガジンでは「お手伝いさんは優秀な人で助かっている」というようなことを書いた記憶があるのですが、終わってみればその評価はちょっと考え直さないといけないかも、というところに落ち着いています。
最初のうちはテキパキと仕事をしてくれるし、こちらも子育てについてできることが少ないので、お手伝いさんがとても頼りになるように見えました。しかし、こちらも練習してお手伝いさんのやること(哺乳瓶での授乳、おむつ替え、寝かしつけなど)を自分でもうまくできるようになると、その分お手伝いさんの手が空く時間が増えてきます。
そうなった時に、さらに多くのことをやってくれたり、こうやったらもっといいよ~などというアドバイスをくれたりすればいいのですが、そういうこともありません。何となく手が空いたまま過ごしているので、なんか自分で考えてやってくれればいいのに……とは思いました。それに慣れてきた時のダレが重なり、最後のほうは特に「サボってないか?」という場面が増えていました。
あと、嫁が不満だとこぼしたのは、産後ケアのほうが若干おろそかだったことです。「坐月子」というのは、産後の母親が動けない(動くべきではない)ということで、母親の体の回復をするための習慣です。そこで「月嫂」、つまりお手伝いさんのの仕事は子どもの面倒をみるほか、産後ケアのマッサージや回復のための指導などが含まれることになります。
ただ、僕らのところに来てくれたお手伝いさんは子どもの世話に終始してしまう場面が多く、マッサージをやらない日があったりと、特に手厚くケアされたという感覚を嫁は得られなかったようです。子どもがグズるタイミングとかでうまく時間が取れない日があるのは多少しょうがないかもと思うのですが、それにしてもケアが少なかったようです。
そういうわけで、最終的にはお手伝いさんの働きにそこまで満足できたというわけではありませんでした。もちろん人が常駐してくれていることの安心感は非常に大きかったのですが、サービスとして見た時に、大きなお金(なんやかんやで、日本円で20~30万円くらいかかっています)を支払う価値はあったのかな、と疑問は残ってしまう結果となりました。
そもそも、やりすぎでは?
まあ、こうしたサービスは人によって当たり外れや相性もありますし、一概にいうことはできません。うちに来たお手伝いさんがたまたまそういう人だったというだけ、ということかもしれません。
では、この「坐月子」という文化、ならびにそれに際してお手伝いさんを雇うということそれ自体についてはどう思ったのか。これも忌憚なく書いてみたいと思います。
一言で言うと、「やりすぎでは?」という感想が真っ先にきます。
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