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野菜を食べたほうがいい理由~ポリフェノール~

ポリフェノールの効果はアンチエイジングだけではない?

フィトケミカル(ファイトケミカル)の一種であるポリフェノール群は、アンチエイジング効果で有名です。

ポリフェノールもカロテノイドと同様に植物が生存するための成分であり、苦みや渋み、アクなどがそれに当たり、色素成分でもあります。

そのため、風味や苦みの強い野菜や色の濃い野菜に多く含まれる傾向にあります。

また、ポリフェノールの私たち人間は体内で生成できないため植物から摂る必要があります。

ポリフェノールは“フラボノイド系”と“非フラボノイド系”に大別できます。

フラボノイド系

イソフラボン

イソフラボンは女性ホルモン様物質の一種でもあり、更年期障害の予防や骨粗鬆症の予防、血圧調整やコレステロールの調整に関与します。

アントシアニン

ブルーベリー効果などで知られていますが、疲れ目や視力向上の効果が期待でき、抗酸化作用も強いことが特徴です。

カテキン(フラバノール)

フラバノールの一種でエピガロカテキンやエピカテキンガレートなどが一般的に知られている緑茶のカテキンになります。
殺菌作用、脂肪燃焼、抗酸化作用、抗アレルギー作用などの効果が期待できます。
ちなみに、カカオポリフェノールと呼ばれているエピカテキンもここに含まれます。

ルチン

そばやイチジクに含まれ、ビタミンCの吸収を促進する働きをし、コラーゲンの合成を助けます。

レスペラトロール(レスベラトロール)

ブドウの皮や落花生の薄皮などに多く赤ワインにも多く含まれます。
抗酸化作用、抗アレルギー作用、抗がん作用、ED改善の効果が期待されます。

この他にも、フラボノールやタンニン、ぺスピリシンなどがあります。

非フラボノイド系

クロロゲン酸

クロロゲン酸はコーヒーに多く含まれ、コーヒーに渋みを感じるのはこの成分によるものです。

消化器や代謝性疾患を改善する効果があり、体脂肪の合成を抑え、燃焼を促進する効果も期待できます。

リグナン

リグナンは、セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなど胡麻に多く含まれる成分の総称です。

肝機能の増強作用、コレステロール値の低下作用、動脈硬化予防などの効果が期待せれ、現在注目される成分の一つです。また、女性ホルモン様物質としても有名です。

エラグ酸

エラグ酸はイチゴやラズベリーなどに含まれ、美白効果があるとされています。そのため、化粧品の成分によく使われます。

この他にも、クマリン、フェニルカルボン酸、クルクミンなどがあります。

まとめ

ポリフェノール=アンチエイジングと思い浮かべる人は多くいると思います。

しかし、ポリフェノールは抗酸化作用以外にも、健康においてとても多くの役割を担っているのです。

ポリフェノールを摂取する上で野菜であれば主に皮にその成分を多く含むので皮ごと調理することをお勧めします。

また、フィトケミカルは熱にも強く調理の過程で失われないので、自身の食べやすい調理方で積極的に摂っていきましょう。

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