野菜を食べたほうがいい理由~含硫化合物~
五葷の健康効果とは
含流化合物とは、植物の辛味成分の一種で、玉ねぎやニンニク、ねぎ、ニラなどのユリ科の野菜や大根やブロッコリー、わさびなどアブラナ科の野菜に良く含まれます。
強い刺激臭がする特徴があり、その臭いの成分が強力な抗酸化作用や血栓予防、血行不良を改善する働きをし、血液をさらさらにしてくれます。
アリシン(硫化アリル)
アリシンはニンニク、玉ねぎ、ねぎ、らっきょう、あさつきの五葷(ごくん)に多く含まれる成分で血栓予防、生活習慣病予防、食欲増進、強壮作用などがあり、ビタミンB1(チアミン)と一緒に調理することで、アリチアミンになり、吸収効率が上がり、より疲労回復効果が強く作用します。
アリイン
ニンニク、ニラ、玉ねぎ、ねぎに含まれ、疲労回復効果、抗菌・抗カビ作用、食欲増進、新陳代謝の活性化などの効果が期待できます。
にんにくをすりつぶした時の強い刺激臭はアリインとアリイナーゼという酵素が接触してアリイン分解される時に生じ、それによってアリシンができます。
アホエン
にんにくを100℃以下で加熱した時にアリシンからアホエンに変換されます。
がん予防、認知症予防、血栓予防、肝臓保護、強心作用、抗炎症作用、脳卒中予防、抗菌作用などその効果は多岐にわたります。
イソチオシアネート(イソチオシアナート)
イソチオシアネートは大根、ブロッコリー、キャベツ、わさびなどのアブラナ科に含まれ、抗がん作用、殺菌作用、血小板凝集抑制などの効果があります。イソチオシアネートはブロッコリースプラウトに非常に多く含まれ、その抗がん作用が近年注目されています。
まとめ
体に良いと言われるニンニクや玉ねぎ、ねぎなど香りの強い野菜に含流化合物は多く含まれています。
その効果は、抗酸化作用、疲労回復、強壮作用、抗がん作用など積極的に摂取していきたい効果があります。是非、皆さんも料理に取り入れていきましょう。
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