海外では医療目的で扱われるファスティング
以前よりファスティングはダイエットやデトックスのための方法として知られています。
ヨーロッパでは医療目的で行われることもしばしばあり、様々な可能性を秘めたファスティングについてお伝えしていきます。
●【“断食と絶食の違い”】
ファスティング(fasting)はfast(断食する)の動名詞で「断食」を意味します。
宗教的なイメージも強く、つらく厳しいイメージがあります。
リバウンドしてしまうことや危険なダイエット法というイメージもありますが、やり方次第ではそのイメージもあながち間違えではありません。
そして、ファスティングと混同してしまいがちなのは、絶食法です。
絶食法はエネルギー源である三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)のみならず、ビタミンやミネラルなどの生命活動に必要不可欠な微量栄養素もほとんど摂取せずに行います。
そのため、絶食法は日常生活を送りながら行うことは非常に難しく、不調を招く場合もあります。
絶食法では急激にエネルギーと栄養素が断たれ、消化器官が急停止して体は、急激にデトックスをしようとし、解毒器官(肝臓等)に体内の毒素を送り込みます。
しかし、急激に送られてきた毒素の解毒が追い付かず、血液によって体内を循環してしまいます。
しかし、近年のファスティングは絶食法とは明らかに一線を画すところまで発展しています。
大気汚染や海洋汚染が深刻化する現代社会において、どんなに気を付けても、それらによる有害物質の体内への侵入を遮断することは不可能だと言われています。
だからこそ、定期的な排毒・解毒を行い、体内をクリーンな状態に保つ努力が必要になります。
その方法こそが“ファスティング”であり、ファスティングには5大効果があります。
●【ファスティングの5大効果】
1.体内に蓄積された毒素の排出
2.毒素の蓄積で低下した身体機能の回復
3.人間が持つ本来の感覚が研ぎ澄まされる(様々なことに対しての反応が良くなる)
4.自然治癒力が向上する
5.体脂肪・体重の減少
ヨーロッパではファスティングを医療目的として行うことがよくあります。
ファスティングの本来の目的は人が生まれ持ったもともとある身体の機能をリセットすることにあります。
●【ファスティングに失敗する特徴】
ファスティングをダイエット目的で行う人ほど、焦っていしまい、正しく行えていない傾向にあります。
良く失敗して今う人の特徴として
✔準備期間がしっかりともうけられていない
✔ファスティングドリンクが適切なものでない
✔回復期間が十分でない、もしくはファスティングを終えた解放感からそもそも回復期間を設けていない
人の身体は急激な変化から身体を守ろうとする能力が備わっています。
そのため、ファスティングにも準備期間、回復期間を設けているわけです。
そして、ファスティングはあくまでも本来持つ人の身体機能にリセットすることが目的です。そのため、体脂肪・体重減少の効果に期待し過ぎてしまうとファスティング本来の良さに気づけなくなってしまうのです。
●【まとめ】
ファスティングの本来の目的とは身体の機能をもとある状態にリセットすることです。環境汚染が進む現代社会では、有害物質の体内への侵入を完全に防ぐことは不可能だとされています。
だからこそ、排毒・解毒するためにファスティングが必要なのかもしれません。
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