隣り合わせの廃と青春48 のりきれ!捨てキャラさん!
タイトルで出オチ。
危険な大精霊達が跋扈する91+層を乗り越えるための戦略。
それは、メインプレイヤー達を先導し、いざとなったら肉の壁となるための「捨てキャラ」を用意することである。
というか、それしかない。
とはいえ、戦略も用意せず捨てキャラを連れて行っても、乗り切れず死にまくるだけだ。
そこで、数多の捨てキャラの命と引き換えにリネージュの仕様を解明した我々は、いわゆる「沸かせ」と「ハメ」という戦略を見出した。
果たして、どのような戦略なのか。
まずは、リネージュのモンスターポップの仕様について説明しよう。
大まかに分けて以下の2種類のポップがある。
①定点ポップ
読んで字の如く、とある場所にポップする。一部のボスモンスターや、特殊な狩場で採用されることが多い。
②ランダムポップ
これも読んで字の如く、ランダムの場所にポップされる。普通の狩場のモンスターは大体これ。
本題に入ろう。
実は、特にTOIにおいて、②のポップには以下の法則があることが判明した。
①スイッチなどの特殊な例を除き、プレイヤーがいる画面内でモンスターはポップされず、そのプレイヤーの画面外ちょっと先あたりでポップされる。
②フロア内のモンスターの数は決まっており、規定数以上はポップされない。
③プレイヤーが1度も足を踏み入れてないフロアに、モンスターはあらかじめポップされていない。(つまり、週に1度のサーバーメンテナンスにてサーバーがリセットされると、各フロアにはモンスターが1匹もいない状態となる)
これらの法則を活用すれば、難攻不落の91+層の攻略に光明が見えてくる。
どうすれば良いか少し考えてみてほしい。
答えは…
サーバーメンテナンス後の無人の状態のTOIに捨てキャラで突撃し、いつも登らないルートに侵攻し、限界数までモンスターを沸かせ、ハメておくのだ。
こうすることにより、正規の登頂ルートには危険なモンスターがほぼいない状態となり、捨てキャラの先導のもと本キャラで100Fまで登頂出来るようになるのだ。
まあ、普通に狩りをする人がいれば文句も出てくるかもしれないが、こんなフロアで狩りをする人はそうそういないので、そういった面でのトラブルはなかった。
だが、1つ問題があった。
この沸かせは、捨てキャラを育成し、メンテナンス後に必死に沸かせとハメを行う必要がある。
従って、これを行う勢力としては、苦労して整地した道を他の勢力にホイホイと登られるのは大変面白くないのだ。
ここのフロアまで登ってきているのは、私がここに到達した時点ではStorm(黙殺)勢力と犬彦勢力のみ。
これもまたMPKと一緒で、面と向かってこんなことを言っても、「だってそっちが勝手にやってるだけじゃん」と言われるだけである。逆の立場ならそう言うだろう。
よくよく、諍いの種ばかりが植え付けられている、残酷で美しい狩場だと思う。
リネージュらしくて私は大好きだ。
ともあれ、こんな仕様のクソダンジョンを踏破するために、Stormはこのような戦略を立案し、実行していたのである。
こんな時代もあったなあ。全てが懐かしい。