イギリスのプログラミング教育
こんにちは! Aoneko( @blue_cats03)です。
普段は「Aoneko Lab」というサイトに記事を投稿しています。
今回は、イギリスのプログラミング教育について解説します。
イギリスではプログラミング教育をいち早く必修化させ、小学校でプログラミング教育が行われています。
Code.org、scratch、Hour of Code、micro:bitなど、さまざまなプログラミング教育のツールを使用して子供たちにプログラミングを教えています。
Code.orgは、Aoneko Labに『子供のプログラミング学習は無料のCode.orgがオススメ』という記事を記載していますので、併せてお読みください。
イギリスは、IT教育を義務教育課程にいち早く取り入れた国として知られていますが、プログラミングを教える先生の養成も積極的に行っています。
子供たちを教える先生へのプログラミング教育のため、イギリス政府は、50万ポンドを投じて、民間企業のカリキュラムを教員が学習するという教育訓練を実行しました。
また、イギリス政府は、British Computer Societyに200万ポンドを投入して、指導教員たちのネットワークを作り、そのほかの学校の教師たちの教育に当たらせるとともに、教室で使用する教材なども提供しています。
イギリスでは、5歳から16歳まで徹底的にプログラミングに取り組むことを通じて、コンピューター技術の基礎を理解して応用できるようになることとされています。
その内容は、データを操作する基本的なものからはじまり、最終的にはひとつのプログラミング言語を使用してそれぞれの生徒がプログラムを作成します。
まさに、基礎から応用まで学ぶことができ、将来の職業としてIT業界へ積極的に参加できる程度の知識とスキルを獲得できる教育カリキュラムになっています。
子供の頃にプログラミングを学ぶことにより、「論理的に考える力」が養われます。
プログラムにひとつでも誤りがあると、コンピューターは正しく動作してくれません。その意味で、プログラムは論理そのものであるといえます。そのため、プログラムをつくるには、緻密に論理を組み立てていく論理的な思考が必須となります。
つまり、プログラミングを学ぶことで、創造性や論理的思考を養うことができます。これは、プログラミングを学んだ子供たちが将来プログラマーにならなくても、どんな仕事においても役に立つ有用な能力だと私は思います。
最後に、イギリスの教育現場で使用されているプログラミング教育のツール、Code.org、scratch、Hour of Code、micro:bitのURLを貼っておきます。
プログラミング関連書籍
「Aoneko Lab」にて、クライブ・トンプソン氏の『Coders』感想とレビューを記載しています。
今後の社会がコーダーの多様性をどのように確保していくかを考える際に参考になる1冊です。
「レビュー記事『Pythonではじめる教師なし学習』」は、機械学習の分野の1つである「教師なし学習」の手法を紹介した記事です。