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コンプレックスはプラスになるか、ピラティスでの場合

こんにちは。
兵庫県宝塚市にあるPILATES studio Y i-grek 川﨑ゆきえです。

▼ダンスやバレエとピラティスの関係については、ホームページやブログにも記載していますので、よろしければご覧ください♡




今回は、お客さまとお話していて度々思うテーマです。

コンプレックスはプラスになるか、ピラティスでの場合


ご自身のお身体に対して、
ちょっとブロックがかかりすぎているかも、と感じることも度々あります。

どういうことかというと、

  • 「〜でこういうふうに言われました」

  • 「わたしは〇〇(反り腰、巻き肩)なので」

  • 「〜が弱いので」

こんなことを良くお聞きします。

自分のことをよく考え、課題として捉え、それを克服しようという向上心からくることだということは、充分に理解できます。

ですが、中には

「そんなでもないですよ」

と思うことも結構あります。

そして、そのように思うことで何か可能性を狭めてしまうケースもあるのではないかとも感じます。

特にダンサーやお稽古ごとをされている方は、先生からの指摘でそのように思われていることも多いはずです。

「先生やマッサージ、整体で言われました」

この辺りはまだ信憑性が高く、割と納得できますが、
たまに素人目線、といったら怒られてしまうかもしれませんが、あまりよく知らない人からのなにげない意見の場合もあるわけです。

この指摘が「間違っている!」、という話ではなく、
ちょっとした思い付きや、他者との極端な比較によっての言葉である可能性もある、ということです。

確かに、客観的に見てもらった視点というのは大切です。
それが人に見てもらうような職業であればなおさらです。

ですが、その指摘がすごくすごく昔のこと、またはちょっとした思い付きから、
みたいなこともある訳です。

そのすごくすごく昔、が、ご本人の中では現在もずーーっと残っていることが結構あるのです。  


また、ダンサーさんは特に「先生の言うことは絶対」という感覚の方が多いですから、指摘されたことに対して意識を向けることは当然でのことでしょう。

繰り返しますが、この指摘や自覚が悪いというお話では決してありません。

全く聞かないで、気にしなくても良い、ということでもありません。

しかし、例えば「O脚ですね」というのがずっとご本人の中で(その事実はどうあれ)ブロックになっていること、
それを、「わたしはこうだから」、と半ば諦めた形になってしまうこともあるのでは、と感じます。

これは、その方の今後の可能性をかなり狭めてしまうことになりますし、コンプレックスを増やすだけです。

自分の身体的特徴を理解している必要はもちろんありますが、そこからどうするか、本当はもっとこうかもしれない、という方向に気持ちを持っていくことをしてほしい。

これはもちろん、一般の方でも当てはまりますし、私自身も思い当たる節があります。
幼少期からこんなふうに言われていた、マッサージなどでこう言われた→だから自分はこうなんだ。
本当に、お客さまからよくお聞きします。


コンプレックスはプラスになる


と思います。

現状を変える力になります。

「できない、弱い」の把握や理解も、向上のためには必要ではありますが、

ピラティスの場においてはもっと、プラスのエネルギーを得てもらいたい。

  • こう使ったらできる!

  • 良い感覚かも!

  • 良くなりそう!

こんな感覚や感情を持っていただけたら素晴らしいはず!
と、いつも思っています。

そんなにご自身を下げなくても大丈夫です。
謙虚なお気持ちからであったり、向上を目指しての思考であることは充分に理解できます。

しかし、こちらからの「全然そんなことないです!」という言葉だけでは皆さま納得し難いですし、場合によっては嘘になってしまいますので、

「こうすればできる!」
「こうやれば強くなる!」


といった、可能性をご本人に感じていただけるようなセッションが、ピラティスではできる!、と思っています。

なぜならピラティスはテクニック(技術)習得の場ではないからです。

ピラティスの時にできなくても大丈夫。全く問題ありません。

やり方や負荷を変えて、できるものにシフトしても大丈夫。

そうすると「できた」というポジティブな感情に切り替わっていきます。

  • ピラティスをすれば何か変わるかも!

  • 長年指摘されてきたことも、良くなるかも!

という兆しが見え始めます。

特に舞台に立つ皆さまには、このポジティブなエネルギーや感情がとても大切だと思います。

「わたしなんて」と思っている暇などなく、出来得る限り良い方向へ進んで行ったほうが良い。

ご本人も心ではそう考えて、「何かやろう」とピラティスを選択されているはずです。

ピラティスではメンタル面にも良い影響を与える時間であった方が良い、とクライアントさんと日々関わる中で、
また舞台を見させていただく中で感じています。

せっかく時間を作り、ピラティスに充ててくださっているからには、良いマインドになってお帰りいただきたい。
指摘は、技術の先生からでも充分、と考えています。

なのでわたしは、身体に対する新たな提案や課題は、ご本人の状況を考慮し、一緒にお話する中で、伝えても大丈夫か、そのタイミングであるかなどを見極めるようにしています。

「やりたい!改善したい!」気持ちをを否定するのではなく、課題にはもちろん取り組みながら、ご本人の自信になり、新たな感覚や可能性を探ることのできる、そしてメンタル面でもプラスになるピラティスセッションを積み重ねていきたいと考えています。


今回もお読みくださり、ありがとうございます♡


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