飢饉から国を救ったサツマイモ
1816年、欧米を襲った異常気象は「夏のない年」と呼ばれています。5月に霜が発生して、植えたばかりの苗が壊滅的な被害を受けました。6月に2度の吹雪があり、ケベック地方では30cmの積雪を記録しました。このころから食糧危機が始まりました。麦は枯れて、秋の収穫は絶望的です。わずかに採れたトウモロコシや燕麦も価格が高騰し、貧しい人から飢えました。この年、ペンシルベニア州では真夏でも湖が凍結していました。結局、夏は最後まで来なかったのです。これは歴史に刻まれた事実です。
その年、日本を救ったのがサツマイモです。執権徳川家斉は、天明の飢饉の教訓から全国に救荒作物としてサツマイモを奨励しました。そのおかげで炭水化物を確保することができました。
サツマイモ栽培には以下の特徴があります。
①天候不順に強い
②無肥料で育つ
③大がかりな農機具を必要としない
④連載障害がない
食品としても以下のメリットがあります。
①上質な炭水化物である
②ツルも食用になり、美味である
③長期の保存が可能である
サツマイモ栽培は難しくありません。生徒にサツマイモ栽培を体験させている小学校もあります。わたしの町内では毎年、農業団体が子どもにサツマイモ栽培を教えています。
稲作にはトラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機など、多くの機材が必要になりますが、サツマイモは鍬かスコップぐらいです。小学生がリクリエーションで栽培できるほど手軽です。芋堀体験には親御さんも参加されます。最初は子どもが掘るのを立って見ているお母さんも、最後はアライグマのように掘っています。夢中になれる作物です。
本格的な食糧危機は、おそらく2024年からです。今年、予行練習のつもりで少量のサツマイモを栽培してみるといいかもしれません。来年の種芋になるかもしれません。
サンチュ(虫除けになるビタミン源)、サツマイモ(無肥料の炭水化物)と書いてきましたが、次は大豆(痩せた土に窒素を固定する魔法のたんぱく源)について書きます。しばらくは肥料もエネルギーも入手できなくなるという前提で、農業や家庭菜園のことを書きますので、よろしくお願いします。
ワクチンのときとは違い、コオロギ食には拒否反応を示す人のほうが多数派です。デクラスは順調に進んでいるようですが、食糧危機は聖書のシナリオです。それはグローバリストのシナリオであり、ホワイトハットのシナリオでもあります。聖書が預言する大患難の七年間は始まっています。家庭菜園を始めましょう。