【迷い道シリーズ】
こんばんは。
今日は、わたしがあっちこっちぶつかりながら生きていた時に、光となった本をご紹介します。
『アート・スピリット』
ロバート・ヘンライ著 野中邦子訳 国書刊行会
まず、見た目からかっこいいです。
アメリカで美術学校の教師をしていたロバート・ヘンライ(1865~1929)が、生徒たちに懇願されてまとめた講義や書簡の本です。
出版以来100年、アメリカの若き芸術家たちに支持され、読み継がれてきたベストセラー。
胸が高鳴ります。
では、進みます。
このほかにも、珠玉の言葉がちりばめられています。
読みながら、「情熱を絶やさず、これほど純粋な思いで生きる大人がいたんだ」ということに心が揺さぶられました。
わたしは、学生の頃まではわりと自由に生きていたと思うのですが、社会に出たら葛藤の連続でした。それにどう処していったらいいのかで手一杯。へとへとになり、流され、そして初心を忘れる…。
そんな時、この本に出会いました。「あぁ、わたし何やってたんだろう。」ガツン!とやられて目が覚めました。
ヘンライ先生は、道に迷っていたわたしを導いてくれた人。直接教えは受けていないけれど、わたしにとっては尊敬する「先生」です。
◇巻末に、先生の作品が載っています。先生の奥さんの写真も。とても美しい方です。先生もダンディーなお方でした。
今、何か迷っている方、読んでみてください。