我、シンクを磨く鬼となり
皆様はピカールをご存じだろうか。
この昭和レトロなパッケージデザイン。
最高にカッコイイ。
しかし!カッコイイのはデザインだけじゃない。
金属を磨き上げるスペシャリストなのです。
これを入手し、長い事気になっていた会社のシンクを磨く事にしました。
研磨剤入りのスポンジで擦っても翌日には写真のように真っ白。
何をどうしたらいいのかわからずお手上げだったのですが、
子供の頃に父親に神棚の胴の鏡を磨く仕事を手伝った時に、
ピカールだったのを思い出したのです。
休みの同僚に依頼してホームセンターで購入してきて貰いました。
300gで480円程度でした。
しかし!まずはピカールではなく、ヤスリかけからです。
思い切ってヤスリからやることにしたのです、どうせなら徹底的に。
まずは中性洗剤で油分を洗い流すつもりでシンクを洗います。
次に100円均一で売っているシンク磨きスポンジで全体を優しく擦る。
丁寧に、力まず丁寧に。
手がまっ黒になるのでゴム手袋必須。
削る金属の臭いもきついので苦手な人はマスクなんかも。
次に#800で優しくなでるように擦り、#1200、#2000へと目の細かさを上げていきます。基本的に力むと深い傷になるので優しく優しく、まろやかに、可愛い動物を撫でるようにが良いと思います。そしてストローク短めに丁寧に、根気よく。用意できるならもっとヤスリの目を細かくして行っても良いと思います。あくまでも私がやってみた結果報告ですから、やってみようと言う方は自己責任でお願いいたします。
ヤスリがけが終わったら中性洗剤で洗い流します。
写真が下手で傷が目立って写ってますが、実際はこの時点でかなりピカピカです。水垢は98%無いと言ってもいいくらい研磨されました。
いよいよピカールの出番です。
ヤスリの番号で言えば#4000程の細かさに匹敵するそうです。最初からピカールでも良いのですが私は順番に番号を上げていく方法を取りました。積年の恨みみたいなものですから簡単に終わらせたくないので(笑)
ピカールを乾いた布に適量垂らして、円を描くように優しく優しく研磨していきます、布を見れば一目瞭然、真っ黒になります、削れているのが目に見えて分かります。ここで注意なのが『ピカールの臭い』石油が焼けたような、ガソリンスタンドの臭いを濃くしたような臭いがするので苦手な人は喚起するなどして対策をちゃんとしましょう。
磨きたい部分を磨き終わったら綺麗な乾いた布で油を拭きとる感覚で撫でまわします、布が黒くならなくなり、油膜がなくなるまで丁寧に気長に根気よく。磨けば磨く程綺麗になると思いながら。
完成です。
満足度は90%ってところでしょうかね、言っても研磨だから頻繁にやるものではありませんのでまたガビガビになるまでやれませんけど、次回はもっと丁寧に時間をかけてやってみたいと思います。