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長い長い殺人

東京郊外で殺人事件が発生。被害者の男性は、車ではねられた上に激しく殴打されていた。男性に多額の保険金を掛けていた妻・法子と彼女の愛人である塚田が捜査線上に浮かび上がるが、2人には完璧なアリバイがあり……。登場人物の財布を通してひとつの殺人事件を浮かび上がらせるという斬新な手法でベストセラーとなった宮部みゆきの同名小説を映画化。キャストには長塚京三、仲村トオル、大森南朋ら実力派俳優が集結した。

2007年製作/135分/日本 映画.com

一体何が『長い長い』なのかが最後まで分からない。
しいて言えば引き延ばし感は長い長いと感じたけれど。
立ち上がりはオムニバスっぽくてとても良く全部の話しがリンクと言うかクロスと言うか接点が無くて、これらが繋がるのだろうと言う期待感はとても良かった。マスコミが事件を掻きまわし、世間を右往左往させる様子は『三浦和義氏のロス疑惑』を思わせる感じも嫌いじゃない。

『誰が犯人なのか』

これを考えるまでがこの作品のピークと感じた。
全てのピースがハマる感じは心地よいのだが、終盤の答え合わせがこじつけっぽくて個人的にはダルかった。

俳優陣が豪華すぎなのと、のちに駆けあがるスターも若手として出ており、そう言う面での見応えはある。

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