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シャドウ・イン・クラウド
「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツが高度2500メートルの上空で、不気味な空飛ぶモンスター“グレムリン”と死闘を繰り広げる女性パイロットを演じる痛快スパイ・アクション・アドベンチャー・ホラー。監督はニュージーランド出身で、これが長編劇映画2作目のロザンヌ・リャン。第二次世界大戦下のニュージーランド。女性兵士モード・ギャレット空軍大尉が密命を帯びてB-17大型爆撃機、フールズ・エランド号に乗り込む。彼女の任務はとある最高機密の荷物をサモアまで運ぶというもの。しかし他の男性乗組員から邪魔者扱いにされ、狭苦しい砲台の銃座に押し込められてしまう。やがてフールズ・エランド号は離陸し、狭い空間の中で通信機越しに男たちの品のない会話を聞かされるモードだったが…。
舞台は第二次世界大戦。
しっかりと丁寧にその閉鎖感を描いている部分は凄く良い。が、故に、中盤から始まる『荷物の中身は何だろな』というサスペンス要素と、『日本軍が攻めて来た!』と言うスリリング感、そしてなんとなんとのモンスターパニックまで盛り込んだ『なんだこれ!?』な世界観が最高でした。
『グレムリン』がなんでここに?
そんなもんどうでもいいんです、クロエがグレムリンを素手でボッコボコにするシーンでオールOKなんです。
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正直映画としては中盤までは眠いです、でも見方を変えればこのバカさ加減が振り切ってて楽しいです。いつも言っているように『映画とはこうあるべきだ』とか力説したい方、『なんでこうなったの?どうして?』とやたらと全てを知りたがるタイプには向いてません。
世の中には『ルーやセオリーに縛られない作品』や『わからなくていい物語』もあるんです。
知らんけど。