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テリファー 終わらない惨劇

ハロウィンの夜に現れたピエロ姿の殺人鬼アート・ザ・クラウンが巻き起こす惨劇を描いたホラー「テリファー」の続編。脚本家、プロデューサー、特殊メイクアップアーティストとしても活動するダミアン・レオーネ監督が前作に続いてメガホンを取った。

マイルズ・カウンティーの惨劇から1年後のハロウィン。絶命したかにみえた連続殺人鬼のアート・ザ・クラウンが死体安置所で息を吹き返し、ふたたび街に現れた。残虐性と冷酷さを増したクラウンは、父親を亡くしたシエナとジョナサンの姉弟を標的にし、ハロウィンでにぎわう街で一人また一人と犠牲者を生み出していく。

全米公開時には生々しいバイオレンスやホラー描写のため、鑑賞者に注意喚起がなされるなど話題を集めた。

2022年製作/138分/R18+/アメリカ

残酷シーンはパワーアップしているが、肝心のそのシーンが少ない。正直どんな事をするのか?どんな殺害の仕方をするのか?がテリファーの醍醐味と言っても過言ではないのだが、2作目ともなると、やはりちゃんと作ろうと言う意思が感じられて、いらぬ物語の掘り下げが長い。大事な事だけれど、それでテンポが落ちているのは勿体ない、気味の悪い世界観を演出しようとしているのはわかるのだが、スピード感が落ちている。その分犠牲者への仕打ちは長め、これをどうとるかは観る人次第だとは思う。

フィルムがめっちゃ綺麗になっているのも残念だったなぁ、ガサガサした古くささがいいんだけどなぁ。

とは言え、待望の続編なので許容範囲で楽しめました。

女の子ピエロが可愛かったです。

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