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2023年8月の記事一覧

再生

IP MAN Best Scene

ここだけ見るとやりすぎで残酷に見えるが、あくまでも「敵討」なのです、怒りを爆発させたイップさんの10人抜き、歴史に残る名シーン

クリフハンガー フォールアウト

ほとんどが岸壁のセットでの撮影ですが、とてもよくできているセット。でも作り物の岩肌ってどうしてこうなるのかなぁってセットなのも勿体ない。しかし世界自然遺産であるドロミテのドローン撮影映像との混合なので、その景色は素晴らしい。 下手な小細工をして盛り上げようとせず、マニュアル通りにしっかり組み立てたのが観やすくて正解だったと思います。そのせいで王道的な展開もハラハラドキドキ感をグッと上げてくれていると思う。王道的であり古典的な展開をどう魅せるかは本当に大事ですね、まるで違って

ティル・デス

雑そうだなぁと思ったので、仕事しながら観てみようと思い、かけたのですが、テンポが良くてついつい見入ってしまいました。 アイディアもよく、使い古された演出をそのテンポで上手く新しくしたような感覚なので新鮮に感じました。 ただし、単調です。 折角旦那さんが置いていった数々の仕掛けも『はい終わり』『はい次』みたいに、引っ張ることなく淡々と回収していくのは勿体なかった。伏線もあるので『あ!それか!』という伏線回収の楽しさも盛り込んであり、観やすい時間でしっかりまとめてあり、中だるみ

同窓会〜ラブ・アゲイン症候群

それぞれがそれぞれの生活を送る中で抱える問題や苦難。 そんな中、同窓会という舞台で荒んだ心に光が差し込む。 目の前には過去に好きだった人、振り返ればうんざりな日々。 好きという感情は30年の月日も飛び越えて燃え上がる。 見てると心が苦しくなるシーンがちょいちょい出てくる。黒木瞳さんが大好きな私には本当に辛くなる。黒木瞳さんの旦那さんもクズ役がめちゃくちゃ上手くて観ていて腹が立つんですよね、ほんとクズ、仕事もしないで家に籠って何でも奥さんに聞かなきゃできないし、その要望が現

ブラインド

あるあるな物語をダラダラと見せるので、ちょっと眠い。 面白みはあるし魅せ場もあるのだが、展開がダラダラし過ぎ。 もう少しテンポよく魅せたほうがハラハラドキドキが際立ったと感じました。少しづつ犯人に近づく刑事、追って来る犯人、食材は揃っているのに調理に手間取ってるって印象。 可哀想なしんどい展開はあるものの、それもちょっと引っ張りすぎで、いや今度はお前が絡むのかい!みたいな、追いガツオみたいに美味しさを増そうとするのだけれど、味が濃くなりすぎてクライマックス前にお腹いっぱい。

カエル女

笑えると思って見たのですが、意外や意外に楽しめました。 ただ前半がダラダラと長ったらしい。 ゴア表現もいいのでラストまで引っ張る画力はある。 が!若干BGM含めて古臭い。 そこら辺が我慢できれば悪くない作品。 ヒロインも美人さんだし登場人物も少ないので観やすい。 変身後のデザインにカエル感ゼロなのが残念。 どっちかと言うと半魚人。 凄いジャンプ力とか、舌を伸ばして捕獲するとか、丸のみにするとか、 喉膨らませてゲコゲコ鳴くとか、皮膚から毒出すとか、いくらでもやれたと思うの

イップ・マン 黎明

ドニー・イェンさんのイップ・マンとは全く関係ない、いつもの「亜種」で、若き日のイップさんの物語。 誰かがどうかなって、それを助けるお約束展開。 だが、一番大事な格闘シーン、フィルムのフレームこれ30fpsだと思う、なので古臭くて安っぽく見える。いや、それが60fpsだとしてもカット割りでのごまかしも多いので切り貼り感が激しく、フィルムフレートが遅いのに演者さんたちにもスピードが無いので迫力が全くない。女性の暗殺者みたいな人が特に酷くて私でも倒せる動き、走っても遅い(笑)魅せ方

七つの会議

まさに福澤克雄監督節炸裂!と言いたいところですが、「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」の様なシリアスゴリゴリではなく、コミカル要素が強いので、シリーズが熱すぎて苦手な人でも見やすく、それでいてサスペンス要素ありなのでグイグイ引き込まれる。 なぜ?どうして? 主人公と女性社員一人が確信に迫ってゆく展開が実に面白い。そしてゴミ扱いされている謎の男、この男の正体は!?善人なのか悪人なのか、その裏には何があるのか。 シリーズファンならおなじみのキャスティングで安心感抜群。そして

自由を手にするその日まで

単なる復讐にとどまらないところが安っぽくなくて、そこら辺にある復讐ものとは違う復讐劇がとても興味深かった。文学的とでも言うのでしょうか、ここら辺は「おお!」と思わせてくれました。 復讐に至るまでヒロインをとことん追い詰めるクソ会社のクソ人間たちと、ゴミ彼氏の言動が凄まじくて、こんなクソ会社あるんか?という気持ちにさせてくれるので、ヒロインと同調できる部分は低予算とは感じさせない魅せ方の上手さは素晴らしい。まぁ私はこんな職場に居たので何とも思いませんでしたけどね。 残念なが

シン・仮面ライダー

期待し過ぎましたね、迫力が無さ過ぎてドンくさくてびっくりした格闘シーン。これは酷い、しかし視点を変えれば当時の特撮を意識しているのかもしれない、だとすればファンなら悪くはないだろうとは思う。だが、今見るならやはり凄まじい戦闘シーンやアクションを見たいわけで、なぜこれで良しとしたのだろうとすら感じた。 キャスティングが「え???」って人がちょいちょい出てくるのは楽しめたけれど、専門用語で早口でまくし立てるあの感じは「あぁなるほど、これね」って気持ちにはなるのだけれど、理解でき