香り香られ、夏を待つ。
「ニオイもの」が好きだ。
初めて買った香水はマーク・ジェイコブスの『デイジー オーソ―フレッシュ』で、甘やか&爽やかな香りも好きだったが、何よりピンクやホワイトの花のモチーフがついた瓶が大好きだった。
好きすぎるあまり仕事用のバッグに大瓶を入れていたところ、呆れた男性の先輩に頭をはたかれた記憶がある。もっと仕事に必要そうなものを入れておけよ、ということだろう。
汗っかきなので、仕事中ニオわないよう香水でごまかそう、という配慮(?)だったのだが。
香水に関しては好き・嫌いの分かれるものであるから、レッスンのある日は一切つけない。
とはいえ香水でなくともアロマテラピーよろしく「香り」は心身の鎮静・活性化にとても有効なので、引き続きレッスンにも日常にも活用している。
昨年のnoteより、ざっくり種類を増やして紹介したい。
①香水関連
『デイジー』のあとは背伸びしてゲラン(『ミツコ』や『ブラックドレス』系)に横滑りを起こしたが、もう長いこと JO MALOANE(ジョー・マローン)で落ち着いている。
種類が豊富で、その時の自分の様子に合わせたものを選びやすい。
香りの残り方が、美しいところも好きだ。
色々試した結果、人気の3種に落ち着いている。
・イングリッシュペア&フリージア(優等生)
・ピオニー&ブラッシュスエード(ややアダルト)
・ブラックベリー&ベイ(ちょい甘め)
首と手首に1プッシュ。
本当はもっとふんだんに着けたい派だが、嫌われたくないので自重している。
男女問わずに流行っているメゾンマルジェラの『レプリカ』シリーズなどを街で嗅ぐと、素敵なのだが「最近の香水だなあ」と思う。
個人的には、むせかえるような古臭い香りが好きだ。祖母や母の鏡台を思い出すからかもしれない。
②ボディオイル
前回のフレグランス考noteにて紹介したものを、随時アップデートしている。主にレッスンの最後、シャヴァーサナや瞑想時に使うものである。
大人気ヴェレダのホワイトバーチオイルを割ってしまい、買い直そうとしたところ値上がりしていてゲンナリしたので、ニールズヤードの人気No.1オイルに鞍替え。
(左)ニールズヤードレメディーズ アロママッサージオイル
100mL ¥3,190
ラベンダー、マジョラム、ゼラニウム、と万人受け&本格派の香りのマッサージオイル。長くべたつかない。個人で使用するなら、夜寝る前のマッサージ(耳&足裏)に使うのが最もおススメ。
ちなみにレッスン用にと別売ディスペンサー¥300も付けたが、オイルの粘性と合っていないような…。
飛び散るので、ディスペンサー無しで使う方が良い。
(右)生活の木 トリートメントオイル
40mL ¥1,600~¥1,800
昨年noteに記したとおり、ラベンダーが好評だったためローズ・グレープフルーツを追加購入、3種揃えた。予想に反して、生徒さんからの1番人気はグレープフルーツ。高確率で「何の香りだったんですか?」と聞かれる。
続いてラベンダー、ローズの順なので、ローズ系はまた別のものを試してみようと検討中である。
③精油・ブレンドオイル諸々
インストラクターになったばかりの頃からレッスンでは、精油・ブレンドオイルを使用している。(現在は夜クラスとプライベートレッスンのみ。)
超音波式のディフューザーを使用するため、大体100mLの水に精油を2-3滴。
すっきりしない天気の日はユーカリやペパーミント、お疲れ気味ならティーツリーやローズマリー。ゼラニウムやラベンダーは、どんな日にも使いやすい。
生活の木にて期間限定のミモザやリンデンのブレンドオイルも試したのだが、実はイマイチである。先に挙げたアロマテラピー検定にて学ぶ基本の精油(30種の中でも頻出のもの)は、やはり香りと効能が、感覚的にも通じやすい。
しばらくは定番を揃えようと思う。
よりシンプルに、ワイルドに。
香水やアロマの話題は洒落たものと捉えられがちだが、もっと原始的なものだと私は思う。
美味しそうなにおいにつられたり、セクシーな香りにドキっとしたり、危険を嗅ぎつけたりもする。
私たちは、抗いようもなく動物なのだ。
香りの勉強は楽しいが、結局好みの差も大きい。
シンプル&ワイルドな動物的カンに従って、
引き続き「ニオわせ」ていきたい。
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