文学フリマ札幌9で用意したツール類
2024年9月22日の文学フリマ札幌9にA-COLORは出店します。
文学フリマ札幌9 - 2024/9/22(日)
頒布物の一覧は文学フリマのWebカタログ、もしくは以下のnoteの記事をご覧ください。
参加するに当たって、こんなカンジのツール類を用意しました。
お品書き
Illustratorで作成。
当日もA4サイズで印刷して、ブースに置いています。また、頒布物が一覧表示されているので、SNSで宣伝するのに使います。けっこう使い勝手が良いです。
表紙はInDesignから書き出したPDFを使用。
頒布物にほぼ変更が無いので、前回の北海道コミティア19で使用したものを改修しました。
Pinterestなどを見ていると、みなさん、素敵なお品書きを作っているので、私たちもなんとかしたいなあと思いつつもこんなカンジです。
サークル配置図
Illustratorで作成。
自ブースの位置を指し示すのに使います。SNSなどでブースの位置を宣伝するのに使います。
文学フリマでは、会場配置図をネットで公開するだけでなく、PDFをダウンロードできました。
しかも「※配置図は加工・転載を含め自由にご活用いただけます。告知等にご活用ください」とアナウンスしてくれるという親切仕様です。このPDFを使って配置図を作りました。
文学フリマでは、Webカタログは無料で閲覧でき、紙のカタログも当日無料で配布されます。
とはいえ、配置図のPDFがダウンロードできちゃうというのは、なかなか太っ腹だなあと思いました。大感謝！
（なお、配置図をカタログの付加価値として事前公開せず、カタログ購入につなげるイベントもあります。カタログ販売もイベント運営の大事な資金源となっています）
Webカタログ
文学フリマはWebカタログが無料で公開されています。
文学フリマ札幌9 出店者リスト
コミティアなどはサークルドットエムエスのシステムを使ったものですが、文学フリマはオリジナルのシステムを使っているようです。
Webカタログの内容は申し込み内容（出店名とかジャンルとか）の転載だけでなく、「アイテム情報」が登録できます。
このアイテム情報とは、当日頒布する本やグッズの情報を登録して、Webカタログ上で公開できるというもの。
書影を登録するとカタログ上に掲載されるので、見た目も派手になって良いカンジ。頒布する同人誌の書影をすべて登録しました！
Webカタログには、これ以外にもおもしろい機能がいろいろあるので、後日、ページを分けて記事を書いてみようと思います。
帯
Illustratorで作成。
今回の新刊『野幌陶器製造の先駆け』用に作成。帯には頒布価格も入れているので、値札の役割も果たします。
データでは帯の台紙は用意していません（透明のまま）。その代わりクラフト紙や色上質紙、ちょっと風合いの変わった紙などにプリンタで直接印刷します。
本作の表紙は「和紙風のテクスチャ」が敷かれた画像を使って作成しました。なので、帯も和紙っぽい風合いの紙に直接印刷してみようかと思います。こうやって帯に使う紙を探しながら文房具屋さんや紙屋さんを見て歩くのも楽しいです。
帯だけど巻かない
なお、これを帯と呼んでいますが、表紙をぐるりと巻ける作りにはなっていません。透明のブックカバーをかぶせて、そのカバーの内側に差し込んで使います。
というのも、A4サイズまでしか印刷できない家庭用プリンターでは帯を印刷できないからです。
たとえば、A5版の本に巻ける帯を作ろうとすると、帯の長さは以下のようになります。
表1の幅＋背厚（3ミリとする）＋表4の幅＋帯の折り曲げ分（30ミリ×2とする）＝148ミリ＋3ミリ＋148ミリ＋60ミリ＝359ミリ
これではA4サイズの長辺297ミリを超えてしまいます。A4までにしか対応していないプリンターでは印刷できません。
いろいろ考えた結果、現在のやり方に落ち着きました。これならB5サイズの本でも帯を作れました。
Illustratorの場合は、アートボードのサイズを実寸（幅を用紙の短辺＝A5なら148ミリ、高さは帯の内容による）で作成します。そして、PDFを書き出す際にトンボを設定します。
（Illustrator 2023までは[複製を保存]でPDF、Illustrator 2024からは[書き出し]でPDFを選択）
こうすればトンボに合わせてカッターで切れば、実寸の帯が作成できます。
なお、家のプリンターで作るのでカラーバーを省略して、少しでもインクを節約しています（苦笑）。
1枚の紙に値札を複数枚印刷したい
なお、帯はすべての頒布物ではなく、以下の用途の頒布物にだけ付けています。
サークルスペース内での見本誌
イベント主催者に提出用の見本誌
委託販売用の見本誌頒布物（値札のみの場合もあり）
サークルスペース内の見本誌は、参加するイベントを問わず基本的に使い回します。
イベント主催者に提出用の見本誌は各イベントごとに用意します。今年は9月、10月、11月と3ヶ月連続でイベント参加の予定なので、見本誌も帯も3つ用意することになりそうです。
ちょっとお高い紙に印刷するので、できれば一枚の紙に複数枚の値札を印刷したいです。
Acrobatので複数枚印刷ができるのですが、ちょっとお行儀が悪いというか、以下のようなカンジになります。
値札のみ（1ページしかない）の場合、複数枚の指定ができない（Acrobat上で白紙などを追加する必要がある）。
用紙サイズに合わせてリサイズされるっぽい
ちょっとめんどくさいですが、値札のPDFをA4サイズのアートボードに面付けしてから印刷しました。
印刷してから、トンボ同士を重ねてしまえばカッターの刃を入れやすくなったのに、と気付きました。
サークルカット
Photoshopで作成。
文学フリマのカタログにはサークルカットを載せる欄がありません。したがってサークルカットの提出は求められません。
でも、それだとお品書きなどが寂しいので、北海道コミティア20で使うサークルカットをそのまま使い回しています。