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alert("シラバスの文面通り");

実は少し緊張感のある朝だった。

先週の金曜は散々で自信を失くしてしまった。
講義のペースに着いてけなくて、履修を取り消してしまったのだ。

本来履修する必要の無いプログラミングの演習だった。
興味のある分野だし、学ぶ機会があるなら受けてみたかったのだ。

今日の講義も似たようなもので若干の危惧があった。

とは言え
講義の目標はプログラミングの教養を身に付けることであった筈だし、基礎を固めるための実習だったよな…。

それともう一つ、
内容は良いのに
シラバスの文面が酷い講義もある。

あと
文化祭でやる心算の演目変更申し出…。

取り返しの付かない状況でしか焦らないタイプで、
緊張感を纏いながらも
まぁ何とかなると考えている。

僕は本質的に楽観的な人間なのだ。

この呪いは
演目変更のワケと今日の態度に係っている。

まずプログラミングの実習、

ほんとうに基本的な内容で付いていくのも容易だった。
新世界が拓ける感覚があって、何よりプログラミングをしているという感覚が心地好い。
穏やかな心で講義を終えることが出来た。

それからシラバスの文面が酷い講義、

あれはシラバスの文面通り内容は充実していて、かなり話も面白かった。

alert(“シラバスの文面通り“);

全然リラックスして受けることは出来なかった。

こういうタイプの講義がいちばん困る。
懸案事項は懸案事項のまま過ぎ去った。

切り出した演目変更は一旦受理されたが、
間に二つ団体を挟んでいるらしく
もしかしたら出られなくなるかも、ということだった。

まあ身軽になるなら其れで良いんだけど…。

それよりもこのサークル、雰囲気が苦手だ。
男子独りだけってのも有るかもだけど、
追従する人々の意識高さに気圧される。

これは
alert("シラバスの文面通り");の講義にも言えることだ。

そして何故か知らぬうちに、責任も係っている。黎明期だから独りに係る負担が大き過ぎる。もう逃げ出し難い、

疲れ果てて帰って眠る。

目が覚めてスマホを操作していると、SさんからLINEがあった。

alert("シラバスの文面通り");の講義を履修していた。

講師と其れに追従する人々に気圧されている仲間が居て良かった!

内容の面白さを認めた上で、履修が濃厚になった。とりあえず一つ問題解決。

風呂を沸かし、力を入れて料理までしてしまった。

炊き込みご飯、椎茸の重ね蒸し、副次物のハンバーグ、副次物の味噌汁…。

今夜の夜食は炊き込みご飯、副次物ハンバーグ、副次物味噌汁。

20241008(&20241009未明)


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