哲学する猫

哲学する猫

最近の記事

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実は少し緊張感のある朝だった。 先週の金曜は散々で自信を失くしてしまった。 講義のペースに着いてけなくて、履修を取り消してしまったのだ。 本来履修する必要の無いプログラミングの演習だった。 興味のある分野だし、学ぶ機会があるなら受けてみたかったのだ。 今日の講義も似たようなもので若干の危惧があった。 とは言え 講義の目標はプログラミングの教養を身に付けることであった筈だし、基礎を固めるための実習だったよな…。 それともう一つ、 内容は良いのに シラバスの文面が酷い講

    • 速度からの解放を試みる

      近頃の天気は割と気に入っている。 車が無い学生の裡は 誰にとっても厄介な天気だ。 だからきっと、 あまり気を張る必要はないだろう。 いま僕は速度の呪いから解放されつつある。 のろ臭く生活を謳歌するつもりだ。 近頃は必ず湯槽に浸かるようにしている。 時間がかかるので止めてたんだけど、 これがきっと大切な時間だった。 久し振りに全身を沈めると、気持ちよくて 思わず声が出てしまった。 時間を気にせずゆったりと浸かること。 思えば色々なものに時間を割くことが出来ずにいた

      • 昼を夜から眺む

        一週間振りのバイト…どうしても苦手だ。 ヘアアイロンで髪を整え、 普段しない水縹のイヤーカフを着けた。 そうして幾らか身なりに自信は付いた。 比較的穏やかに時間は過ぎる。 バスクチーズケーキ、ガトーショコラ、塩バニラシフォンを頂いた。 独りで抱えて自転車に乗る。 信号を渡るとき、丁度メッセージが届いた。 “今何してる?” バイト上がりで信号わたろうとしてる。 電話がかかってきて、家まで迎えに来てくれた。 こんな締めくくりになろうとは、 山奥へ4人、車で潜り込み夜

        • ある凡庸な記念日

          当然鬱病ハバネロは芽吹いていなかった。 期待した雨も降ってなかった。 薄暗がりのなか、静かに雨音を聞いていたかった。 ルーズリーフを買いに書店へ行き、大学図書館へ行き、スーパーの帰りに古本屋へ立ち寄った。 今日はどうしても一冊欲しかった。 常田大希がWebの記事で安部公房の『砂の女』を挙げていて、実は心の何処かでずっと探していた。 文庫版の砂の女が無いか丹念に棚を探す。 無かった…。 が、谷崎潤一郎の刺青があって其れが面白い表紙だった。 文豪の本は集中的に読んだ

          鬱病ハバネロ

          どんな人と出会っても、凭れかかるには脆い。 他人に依存しない知的探求を愉しみとしたい。 僕は何が好きなんだろう。 出来るだけ他人と違うもの…、 ──半身をポップカルチャーに埋めて育った僕は其を愛していて、未だ切り離すことが出来ない。 ドラえもんとか妖怪ウォッチのような馴れ合いに憧れていて、 今もそんな曖昧なものを愛しているから傷ついているんだろう。 生活は文学じゃないのかも知れない。 未完成な人を愛しているけれど、いずれ成熟するのだろう。 僕もきっとその必要がある。

          鬱病ハバネロ

          【急募】新世界

          自分はうつ病なんじゃないかと思う。 どこか諦めて物事を見ている。 “可能性を広げる目新しいもの”を求めているけれど、表面をなぞるだけ。 体系付いた知識にならない。 空っぽ だから人と居るのがすき。安心する。 でも 恐らく自分の生活を楽しめないと破裂する。 何か心にそぐう新世界を見つけ出さないと…。

          【急募】新世界

          初みそきん

          ヒカキンさんのファンなのですが中々みそきんが手に入らない…。 と思っていたら家族に送ってもらえました。 貴重な 1 コなので渋っていましたがいよいよ今日、食べます。 蒙古タンメンのような重厚感のあるデザイン、、、格の違いを感じます。 ポップで取っ付きやすいデザインではなく、本店を構えているかのような貫禄。 裏面にはメッセージも添えられています。 パッケージを見ただけでも心温まる。 真剣さと柔らかさが調和した素敵なデザインです。 シール蓋の上にはオイルが貼りついてい