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Kの向くままにおススメ映画『瞳の奥の秘密』短文紹介

【意気地なしが25年遠回りした恋愛映画】 

25年前に携わったある事件を基にした小説を執筆中の男のお話。主に過去の回想で進みますが、小説を執筆する内にその事件に関する新たな真実が発覚します。

表向きは犯罪サスペンス、でもその作りはやや大雑把な感じ?
「瞳は嘘をつかない」ていう直感で犯人を断定したり、満員のスタジアムで犯人見つけるとか映画的ご都合主義もいいとこでしょ、自供させる場面なんかも。。
それに反して恋愛パートはかなり繊細で丁寧に作られています。

イレーネの非常に解り易いアプローチが全てフイになるとか、終始健気で可哀想。彼女よりも先にKが呟きましたよ。
「意気地なし!」
しかし、ラストの《最高の笑顔》でほろ苦ハッピーエンド。

主にサスペンスとして紹介されている本作ですが、上記の理由でサスペンス好きにはあまりおススメしません。けど恋愛映画を探している人には自信を持っておススメできる素敵な映画でした。

ところで、、2015年に『シークレット アイズ』としてハリウッドリメイクされてますが、そちらは案の定劣化版でした(K主観)。
何故なら《瞳》《扉》《笑顔》などの重要な伏線と言うか隠し味が削除され、上記減点ポイントは引き継ぎ、恋愛パートが雑になってるから。。
ただし、ニコール キッドマンのファンなら価値アリ、かも。


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