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Kの向くままにおススメ映画『キャロル』短文紹介
【L系恋愛映画】
原作はパトリシア ハイスミス。
『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』の原作者と聞いてやっと判りました。自らLもしくはBだと公言した彼女の本領が炸裂しています。
不倫がバレて親権が危ういキャロル。
彼女は恋人と親権、どちらを選ぶのか?
そんだけ、そんだけなのだが、、自然な演技、画も音楽も良い普通にハイクオリティな恋愛映画です。ただし、舞台が現代ではなく、1950年代という事がポイント。
セリフからも判る通り、この時代LGBTはある種の疾患として精神的な治療の対象だったようです。治療できない場合は親権奪われる。
…しかし、LGBTより不倫はいかんでしょ。現代と同様1950年代も不倫はダメでしょ?親権剥奪理由はそっちかと思ったけど、、。
なのでキャロルに少し分が悪いように思えますが、そんな事は全然なくて、逆に終始応援しながら観てました。
他の映画やドラマにもありがちですが、本作に出てくる男は本当に全員ダメな奴ばかり(現実でもありがちかも。。。)。女性やフェミニスト、LGBTQIAの人には是非観てほしい作品。原作もそういった人たちを中心に大ヒットしたとか。Kはフェミニストではありませんがキャロルの味方です。