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Kの向くままにおススメ映画『オー! ゴッド』短文紹介

【スーパーマン ではなく、スーパーの主任が世界を救う映画】 

原作はエイヴリー コーマンの同名小説。
「神は存在するのか(しないのでは?)」という視点で宗教や信仰復興(リバイバル)に苦言を呈するお話はままありますが、本作は完全に「神は存在する」という立場で作られています。

ジェリーはある日突然、神の啓示を受け、メッセンジャーに選ばれます。

神 :「これは仕事だ。モーセには10も伝えたが、君には1つでいい。」

ジェリー :「断る。僕の仕事はスーパーの主任だ。だいたい信仰もない僕を何故選ぶ?」

神 :「偶然さ。100万人目の客が賞品を貰うのと同じだ。」

こうして家族や職場から頭おかしくなったと思われながらも渋々に神の仕事をこなしていくジェリー。その内、彼を煙たがる神学会から神のメッセンジャーである事を証明する為の50の質問票を渡され、神に答えてもらうよう言われます。
その答えがいちいち素敵なんですよ、流石に神様本人が答えているだけあります。

質問 :「キリストは神の子か?」

神 :「そうとも。マホメッドもモーセも、そして君もだ。旅人に宿を断った男も、高額なステーキでぼったくる奴も、全て私の子だ。」

「神は存在するのか?」、、、ではなくて、
主題は信仰や宗教の在り方だと感じました。

神 :「私は世界を6日で創った。いや、実は5日考えて1日で創った。グランド キャニオンは私の傑作だ。世界はきっと理解し合える、私の子にはその力を与えている。」

そしてこうも言っています。

神 :「アボカドは私の失敗作だ。種が大き過ぎた。」


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