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Kの向くままにおススメ映画『セッション』ネタバレあらすじ感想日記
こんにちは。一応ドラマーのKです。今回は『セッション』。一言で表すと「ミュージック根性の映画」です。
こんな人におススメ
◎音楽が好きな人
◎ジャズが好きな人
◎ドラムが好きな人
要注意点まとめ
▲まあまあ汚い罵声が飛び交います
こんな映画です
ジャズドラマーを目指すアンドリューは音楽の名門 シェイファー音楽院に入学し、ドラムの練習に励んでいた。そしてある日フレッチャー教授の目に留まり、彼のバンドにスカウトされたのが運の尽き、常軌を逸した過酷な特訓の日々が始まる…。
もう少し詳しく
フレッチャーは優秀な指導者かそれとも鬼畜パワハラオヤジか。
ライオンの子落としですね、ライオンは本当はそういう事しないそうですけどね。ライバルドラマーのタナーは挫折して医大へ転学。しかし何度も這い上がってきたアンドリューは才能というか素養があったのでしょう。音楽以上に子落としに耐える素養ね。
執念と流血の特訓に励むアンドリュー…なのにフレッチャーに盾突いた事で退学処分に。フレッチャーもこの一件でクレームが入り職を失う。
ラストは2人の壮絶なミュージックバトル!から驚きのハッピーエンドです。
観た後はこんな気分になりました
一番印象的だったのはアンドリューの親戚が集まるディナーの場面。
他のネタバレなどでは簡略化されていたり、そもそもあらすじから省かれていたりするシーンですがKにとってココは最重要!
アンドリューが名門音楽院バンドのドラム主奏者に抜擢された話をしていたのだが…
フランクおじさん :「音楽業界は汚いビジネスだぞ。」
トラヴィス :「音楽だと演奏の点数は個人の好みだろ?」
フランクおじさん :「友達はいるのか?うちの息子たちには大勢の友達がいるぞ。」
アレ、何この雰囲気、みんな音楽嫌いなの?大抜擢を素直に祝ってあげてもいいじゃない。親戚一同、音楽に興味も理解もなくアンドリューは孤立…。
そしてフランクおじさんの息子トラヴィスがアメフトで93ヤードタッチダウンを決めMVPの活躍をした話で盛り上がります。
《スポーツ》に比べたらまだまだ市民権を獲得していない《音楽》。確かに《スポ根》は分り易いけどね。汗と涙と仲間と友情と感動…音楽にそういうものはない?いえ、あります!それがミュージック根性《ミュジ根》だ!!
そういう映画。音楽の力を信じている人は必ず観てください。
心に残ったセリフ
フレッチャー :「チャーリー パーカーがバード(伝説)になった理由が解るか?ジャムセッションで下手を晒してシンバルを投げられたからだ。そして悔しくて泣きながら練習に没頭した。もしメンバーが優しかったらどうだったか?バードは生まれていない。今では世の中甘くなった。英語で最も危険な言葉は《Good Job》この2語だ。どおりでジャズが死ぬ訳だ。」
次のチャーリー パーカーを育てる事が使命だと信じているフレッチャー。その為にはどんな暴力的な指導も厭わないのです。
師弟関係も人間関係の一つですから、つまりは相性の問題。優れた指導者に育成されたから大成するとは限らないんですよね、逆も然り。
ラストは口元が映っていませんがフレッチャーのセリフはお話の流れ的に《Good Job!》でしょうか?決して褒めない気もしますけど。
きっと相性が良かったんですよ、親戚を見限って彼女も捨てて友達すら作らず練習に没頭するストイックなアンドリューですから。
Kには無理ですけどね、あんな鬼畜的指導、絶対無理。。
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