Kの向くままにおススメ映画『インランド エンパイア』ネタバレあらすじ感想日記
こんにちは。白昼夢が多いKです。今回は『インランド エンパイア』。一言で表すと「悪夢のような映画」です。
こんな人におススメ
要注意点まとめ
こんな映画です
コレはホント無理でしょ。無理ゲーならぬ無理シネ。
『インランド エンパイア』とはカリフォルニア州南部地域の呼称。セリフに1回出てくるだけで、本作とはほぼ関係がないと思われます。
初めての人はどのサイトでも良いから完全ネタバレ熟読してから観てくださいね(でもKもシンプルに纏めたつもり ↓ )。
それではKの解釈によるあらすじをどうぞ。
女優ニッキーは『暗い明日の空の上で』という映画の主演に抜擢されます。しかしこれはポーランド民話を元にしたいわくつきの映画『47』のリメイクで、呪われているらしい事が明らかになります。
『47』は不倫の末、相手の奥さんに殺される女のお話、なのですが、この時の主演2人が実際に不倫の末殺されてしまった為、作品は完成せず《呪われた映画》と言われていたのです。
そして、リメイク『暗い明日の空の上で』でも主演女優ニッキーに同様のトラブルが起こります。ニッキーは呪いに克てるのか??
もう少し詳しく
そしてラスト、、ニッキーはどうなったの?何回観ても解らん…。結局、全てニッキーの夢だったのかも。言い換えれば、全て『インランド エンパイア』という映画だった説。ニッキーはどんどん夢か現実か判らなくなっていきますが、観てるこっちも同様に判りません。
本作に出演している俳優さんたちは、撮影当日にその日分の台本を渡され、どういう脈絡か全然解らないまま演技をしていたそうで、それがそのまま伝わってきます。
Kのように「リンチ監督が好き」という人はこういった不条理不思議体験をしたい人たちでしょう。意味不明映画を観て「時間を損した」と思う人には非推奨。(でも意味はあります多分。下記 ↓ !)
観た後はこんな気分になりました
最終的にこの映画は何なん?ていう事ですけど、ただただ意味不明なだけではないと思います。
俳優の仕事とは、言うまでもなく他の誰かを演じる事ですが、本作を観て「なるほど!」と思った事が1つ。
俳優って自分が誰だか分からなくならないのかしら?
俳優に本作のような事が起こっても何ら不思議ではないような気がしてきました。要するに、自身の過去と現在、そして今まで演じた役柄の過去と現在がごちゃ混ぜになって自分が誰だか分からなくならないのか、と。プロだからそういう事は起こらないんでしょうか?
Kのように俳優ではない人は、逃避の為に別の人になりたい!て思う事はあるでしょ?でも逆に俳優さんは別の人格が多過ぎて自分の維持に大変なのかもしれませんね。
心に残ったセリフ
夢って現実のリピートが多いですよね。上記のセリフ、本作で3回出てきますが、人物・シチュエーションは3回とも異なり、関係がありません。こういったデジャブのような違和感しかないセリフ回しやら小道具の使い方とか脈絡のなさは本物の夢みたいです。
そしてこの《ストリートパーソン2》、裕木奈江です(彼女を知ってる人はKと同年代??)。キャストの脈絡のなさとか違和感も抜群。
更に脈絡のなさを言えばEDでローラ ハリングが突然出てきた!セリフないけど投げKissをする!(『マルホランド ドライブ』に出てたKの好きな女優さんの1人)
そしてエンドクレジットを見てたらナスターシャ キンスキーの名前が!よくよく観るとこれまたEDのみの出演。こちらもセリフなく座ってるだけ。何と贅沢で夢みたいなキャスティングなんだ……、ん?という事は、やっぱりニッキーの夢なのかな…?
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